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自分が認知症になったら

|21年07月11日 |中島 |

10日、土曜日。いつものように起床、朝風呂で身支度、池の鯉たちにパンをあげてから運動公園へ。30分ほどの散歩です。

新事務所へ。雑務。みんなの家ななくさの住宅さん、来所。体調の快復とはならずこの日の午後からの「認知症学習会」は参加できない旨をききます。無理しないほうがよいと話します。

10時から、みんなの家ななくさの2階の法人会議室へ。みんなの家だんだんの管理者・佐々木さんと新しいスタッフ候補者の方が来室。ハローワークを通じて介護士さんの募集に応えてくれた方です。細く長く穏やかに勤めていきたい、という願いや気持ちを聞かせてもらいました。2、3日のうちにお願いの連絡、管理者さんから届くと思います、と話します。

前日の八宝菜の残りを温め、ぱりぱり麺にかけていただきます。長崎皿そば、なかなか美味しいのです。

南区桑野のふれあいセンターに走ります。事務所から40分かかりました。入り口で、みんなの家かるがもの池田さんに参加証を渡します。岡山市ふれあい公社主催の「認知症になっても安心して暮らせる地域づくりに向けて・・・認知症当事者と家族の想いを聴く・・・」に参加。コロナ対策で300人定員の会場を150人に絞っています。

第1部は講演「認知症とともに生きる」。仙台市在住の丹野 智文 氏(おれんじドア代表)が2013年、39歳で若年性認知症を呈してからの実生活を紹介し、認知症の人たちをステレオタイプに捉えたり、みたりしないでほしいと話します。

第2部は意見交換会「認知症になっても安心して暮らすために…」。出演者は丹野智文 氏(おれんじドア代表)、多田美佳 氏(一般社団法人はるそら代表)、宮本憲男 氏((福)新生寿会きのこ老人保健施設 施設長)(笠岡市認知症介護研修センター センター長)、柿さき由秀 氏(認知症サポートリーダー/平島健康福祉委員会)、青山賢吾氏((公財)岡山市ふれあい公社 事業推進室 室長)でした。

ファシリテーターの丹野さんが他の方たちに問いかけます。地域社会の安心と認知症の方の存在についてどう思われるか、「一人で散歩させないで」「一人ぐらしは火事が心配だから施設に入れて」「毎日声掛けをしないといけない」。施設のスタッフさんの安心は「じーと座っていてくれること」「こけないで暮らせること」「大声で怒らないでほしい」「ひどくなると薬などで抑える病院へ」。そして連れ合いが若年性認知症になった家族からは「両親の認知症のことは言えたけれど、住んでいる地域で連れ合いが若年性認知症となったことは言えなかった」「外出時に連れ合いをトイレに連れていくとき周りの視線がいぶかしく、と感じた」「サポーター養成講座で認知症の学習をしたときはとても辛かった」などの気持ちも話してくれました。また、先回りして本人の気持ちを確認もせずにあれこれと世話していくことは今になっては良くないこと、とわかってきたとも。

安心とか、やさしさは、「誰のために」と問い直すことが必要ではないか、という話がつづきました。自らが認知症になった時を想定して、認知症になっても自らが主人公で生きていくための社会づくりが求められていると強く感じます。例えば家族が本人が同席しているのに、この人認知症になってしまって困っているの、などと他の人たちに言われることなど日頃気になっていたこと、やはり当事者の人たちからして怒るはず、と思うのでした。

新事務所に帰ります。少し休憩。12日の月曜日の管理者会議の議案を整理していきます。

少し仕事が溜まりました。来週にまわすかな、と思いながらも少し焦ります。8時前に帰宅。ふと、当方が認知症になった時に家族はどういう対応するだろうかと思いながら、この日、連れ合いが打ってきたそば、ざるそばにしてもらい夕食の仕上げでした。

写真はこの日の朝、運動公園で。白い桔梗かな。

記事分類 NPO人権みんなの会記録 | コメント 0 »

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