みんなの会 岡山市北区下伊福西町1-53 ● みんなの家ななくさ 岡山市北区西崎本町1-7 ● みんなの家かるがも  岡山市南区浦安本町158

いまこそ、命を守るお金の使い方を

|12年02月22日 |中島 |

社会保障大改悪、オンパレード

21日、朝は公園に。30分コースの散歩です。帰る時間に公園で働く知り合いの方にバッタリ、おはようさんのごあいさつです。

事務所で雑務。成年後見にかかわる日記的記録を整理します。一覧表にしていくと2月からそれなりに動いていることがわかります。

午後は、県革新懇の世話人会議。17日開催の、衆院比例定数80人削減反対の集会のことや最近の動き、特に反対する超党派の議員連盟が150名を越えていること、なども話題に。消費税増税のことも含めた、社会保障と税の一体改革、17日に大綱として閣議決定されたが、国民新党の奇妙な動き、民主党内での小沢元幹事長の反対を明言する背景なども話し合われます。比例定数削減反対のとりくみを各地でとりくめるように要請行動を強めることなどを確認でした。

その後、岡山ハローワークに。ななくさに、看護師さんの求人を申請です。かつて申し込んだこともあり、最近では介護士さんもハローワークから紹介してもらっているので事業所としてはすでに登録されています。その分、今回の申請、話が早いのです。

事務所に帰って、ななくさ、かるがも会計入力、3日目となるAさんの仕事官僚と報告を受けます。しばし休憩。

夕方から、勤労者福祉センターに。中央社会保障推進協議会事務局長の相野谷安孝さんが「「社会保障と税の一体改革」とたたかう」と題して講演でした。野田内閣は、社会保障と税の一体改革、2月17日に大綱として閣議決定されたが、3月末までに法案と準備して提案するつもり。その提案前に世論でつぶさないといけない、と切り出します。この日の報道でもあったように日本で餓死が次々とおこっていること、民医連の調査で、昨年一年間、保険がない、医療費が払えないという理由で、67人もの人が手遅れの状態で最後に民医連に来られた、民医連は全体の2%を占めているから、日本全体では3500人もの型がこういう状態で命をなくしている、と今日の社会保障切りすての実態を告発します。

講師は、構造改革の推進のもとになった考え方も示します。推進派がバイブルとしている、ミルトン・フリードマンの「資本主義と自由」、そのながれで最近まんが本が発刊されていると。政府がしてはならないこととして、農業への補助金、関税、最低賃金保障、などを上位に置いているといいます。社会保障が無駄という立場の構造改革そのもの。

そして講師は、消費税増税は社会保障をさらに悪くすることになると指摘。いまこそ命をまもるお金の使い方を考えようと提起。財源不足は大企業への減税のしすぎ、非正規労働者の増加と低賃金が保険財政悪化の要因、軍事費を削り復興財源の確保、という切り口で社会保障を充実の道を示しました。

写真、上は開会あいさつの花田・県労会議議長、下が講師の相野谷さん。

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自立支援法、合意の順守を

|12年02月21日 |中島 |

自立支援法違憲裁判を通じて、2010年1月7日、自立支援法を廃止して新たな総合福祉法を制定することの基本合意が成立しました。

そして、障害者を中心とした55人もの推進会議の部会メンバーが1年半に及ぶ議論を経て、骨格提言が昨年8月にまとめられました。

しかし、これらの合意を図ってきた民主党政権は、自立支援法 見直しに政治は責任持て廃止するとしていた現行法の一部修正にとどめ、抜本的な見直しを先送りする姿勢を示しています。

山陽新聞の20日の社説、見直しに政治は責任持て、という見出しでこの問題を指摘しています。自立支援法、山陽新聞社説、2012.2.20.

 

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打ち合わせ

|12年02月21日 |中島 |

20日、歩いて事務所に。国道180号線、関西高校前あたりの工事が急ピッチ。歩道自体も狭くなってきました。道が大きく変わるわけではありませんが、それでもこれまでと同じように、180号線に出る時右折が出来るのか、心配にもなります。

午前中は、ななくさの住宅Mさんから、スタッフの補充のことで電話相談。事務局長と機関紙の内容などで話し合い、当面の日程と運動のつくり方などで打ち合わせでした。

午後から、先週の金曜日と同じくAさんに来てもらって、ひきつづきななくさ、かるがもの会計入力。その間は、いくつかの書類に目を通す時間帯です。前日の小畑先生の講座を聞いていて支配の構造のことで気になった、2月4日開催した地域人権問題研究集会の基調報告、先生がまとめてくれたのですが、再度ゆっくり読んでみました。

憲法を尊重し憲法に基づいて政治を行う、普通の国、にするためのふつうの人々の運動、と強調されています。地域に人権を基軸にした住民自治を実現すること、人権のための人権を基軸にした平和な社会の実現が、地域人権、の意味するもの、と結ばれています。

このことと、19日の学習会でノートに記してある「官僚国家の進展のもとで個人の自由が確保された社会」とか、「自由人の自由」、との関連もぼやーとですが考えてみたのでした。自分自身のこの間の動き、一人で総括と打ち合わせ、という時間です。

写真は、19日、図書館前から撮った岡山城。鳥たちも春の日差しをうけてました。

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人権教育プランに意見を提出、そして支配の類型論を学習

|12年02月20日 |中島 |

18日の土曜日、朝ゆっくり起きて自宅で白いご飯の朝食をいただきます。息子は仕事、連れ合いは孫のことでそれぞれ出ていきます。一人こたつの中で横になっていると眠くなり9時ごろまでいわゆる二度寝。目が覚めて、テレビの1週間分のカーネーションを見てしまいました。昼ご飯も、自宅で、さっぽろ味噌ラーメンを自分でつくります。キャベツと卵を入れるだけですが、よく好んで食べたものです。

事務所に出たのが3時ごろ。岡山県人権教育推進プランが改訂される原案、これに対する見解をまとめていくのです。6年前に出された原案にたいするこちらの意見、これをパソコンから引き出します。今回の案と現行の推進プランの比較検討もしなくてはなりません。半分ほどまで進めて、翌日の仕事に回しました。

19日、日曜日。早朝の配達物をすませて、二日続けて白いご飯の朝食を。みそ汁と漬物があれば、炊き立てのご飯はやはり美味しいのです。地域でやりたい朝食会のこと、気にかかります。9時前に事務所に。前日の続き、人権教育推進プランへのパブリックコメントを仕上げます。メールでも送れるのですが、メール添付で送れる仕組みにしておらず、書き込みの量が限られています。結局、A4用紙7枚分をファックスで送付でした。

午後は、県立図書館へ。まずは借りていた4冊の本を返却。その後、2階で、学びのひろば主催の、政治学から古事記を読み解く、講座です。第11回目で講師は小畑隆資先生。ウェーバーの支配の類型論から始まります。

支配とは、命令に対して服従を見出しうる機会であり、一定最小限の服従意欲がある、ということが要件となる、と。だから、脅迫で従わせるのは支配でない、と。支配の正当性の諸類型には、合法的、伝統的、カリスマ的と分類される。正当性は、広汎に受け入れられていると認められること、が必要。そして、支配者→行政幹部→人民、という構図を示しながら、名望家支配、専門家支配、官僚制システムなどの中身に。(ここでいう行政は国や自治体など公共団体のみに捉えず政党や諸団体などの経営も含む)

合法的支配は、ルールに従い、基準に照らして公平、公正に行うことが要件となる、そのためには官僚的に行うことが必要となる、と言われます。支配者も行政幹部も行政手段から切り離されることになって初めて近代国家と言える、行政手段はみんなのもの、それは誰のものでもないということである、と。非合理的なものを合理化していく中で、計算可能化させ将来をみえるようにしていくこと、このためには専門家が必要。官僚制と民主制、これが権力の経営概念、と話されていきます。権力の所有概念ではないと強調されながら。

続いてマルクスの歴史論に入ります。資本と土地と労働を持っていた分割地農民が資本家か賃労働に分離されていく、それは近代資本主義社会への必要な経過点である、と。賃労働に依拠していくことは、生産手段からの分離(自由)、自由な労働・商品の所有者、であって、2重の意味での自由、ここから近代が成り立つ、と。

3時間、頭を良く良く回転させられた講座でした。次回で最終、10月からは日本書紀での講座が始まります。月に一度は、こういう時間帯をもてること、大切だと思うのでした。

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初心を忘れず

|12年02月18日 |中島 |

17日、朝冷たい中、それでも早く起きます。公園にも出向いて30分の散歩です。

事務所雑務のあと、前日までの確定申告相談活動の概要を知らせてもらいます。10時からは、岡山県地域人権問題研究集会実行委員会の事務局会議。次回の実行委員会の開催日を3月27日と決めます。分科会の内容、今後の在り方、報告集のつくりかた、なども報告と論議です。

遅めの昼食後、事務所に来てくれたAさんに、ななくさ、かるがも会計の入力をお願いして、当方は市内の病院に。成年後見の仕事として、医療ソーシャルワーカーの女性に面会です。入院しているKさん、病院として最善の対応をしてはいるものの、身上監護などを中心に今後任される人が必要になったので病院が希望して成年後見制度を利用することになった、と言われます。

今後の希望されていることなどもお聞きして、Kさんに合わせてもらいます。看護師さんからも症状を聞かせてもらいます。鼻径管で栄養が届いていて、会話できる状況ではなく、それでも理解してくれるかと思いながら、今後のことやりますからね、と声をかけてきました。後見人として最初の方です。初体験としては荷が重い感もしますが、初心忘れずの気持ちで対応していきたいと思っています。

夕方から、勤労者福祉センターに。比例定数削減反対、民意が届く選挙制度で国民の声を国会へ市民集会、に参加です。選挙制度は民主主義の根幹の問題のはず、消費税導入の露払い的な「身を削る」論での比例定数削減は2重の詐欺的な論調立てだと思っているだけに、この日の集会が気になっていました。

憲法の精神からして民意を反映させる選挙制度が求められていると多くの方々が発言していました。閉会のあいさつで明石さんは、戦後の小選挙区制を導入しようとしてくるたびに否定されてきた経過と、現在の原型になった1994年段階の小選挙区・比例代表並立制の導入時での密室的談合の実態も話され、民意の届く抜本的改革を求める運動の強化を訴えていました。この方をみると、初心を忘れずを貫いているからこそ経験がきちんと蓄積され、社会の進歩のみんなの財産につながっているんだな、と思うのでした。

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税の重さを考えます

|12年02月17日 |中島 |

16日、歩いて事務所に。そして雑務です。

この日は、パソコン上で確定申告で検索して国税庁をひきだし、そこから申告用紙に記入計算できることを試してみます。自らのもの、連れ合いのもの、連れ合いの妹のもの、を自主計算です。自らのもでは、年金収入なども入れながら、寄付金控除、生命保険控除を追加計算して1万円余りの還付、連れ合いは扶養控除、医療費控除を追加して20万円程度の還付、妹の場合は二つの仕事の合算、そして扶養控除、医療費控除をいれてで7000円程度の支払いとなります。

途中、倉敷市から85歳になる大先輩が来館。いつものようにFさんに確定申告相談をされていました。歩行が少し辛くなっているようですが、身体全体からの様子ではお元気な様子、来年もぜひ来てほしいと気持ちを伝えるのでした。

夕方、当方が後見人となったKさん方のお住まいになる高齢者専用住宅に、歩いて行ってお邪魔します。ケアマネの方に部屋の中を拝見させてもらい、今入院されているその体調やおかれている経済的な状況も聞かせてもらいます。入院先のソーシャルワーカーの方と面談して、岡山市の職員のかたとも対応を相談することが求められていることが理解できました。

事務所に帰ってから、暗くなった旭川沿いをタントで走ります。消費税増税問題を中心にした情勢を捉える学習です。経済的に困難な生活を余儀なくされている人や就職難で困っている若い人たちのことも思えば、これ以上景気を後退・減退させる増税は・・・、と考えてしまいます。みんなと前を向きながら考えて実行すること、まずはやらなくては、と思うのでした。

写真は、吉備線の備前三門駅の線路沿いに咲いていた、ヤマブキ。小さいですが誇らしげに咲いています。

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