好評でした、岡山県地域人権問題研究集会
3日の金曜日、事務所では翌日の研究集会の準備でバタバタしています。午後、林病院でのラウンドに参加。職員の方は事務の方と現場の看護師長さん、と当方の3人で回ります。各棟にとりつけられているコインランドリーの中の掃除、クリーニングが話題になります
夕方は、かるがもの管理者Iさんと話し合いです。かるがもも開設以来2年近くになり、振り返る内容も多くなってきます。共通認識がふえることを通じて深まることが大切だと感じるのです。
4日、土曜日、朝は公園で少し散歩して、開放されている岡山市役所駐車場にタントを停めます。岡山県地域人権問題研究集会の会場、勤労者福祉センター付近の喫茶店でモーニングを食べて、8時30分には会場に。すでに数人の方が来てくれています。その後30人ほどの人が要員となってくれて一気に会場はつくられます。みんなきちんとしてくれるのです。手作りの集会を成功させようという気持ちが伝わってきます。
集会、午前中は実行委員長の小畑隆資先生の基調報告がメイン。「人権と連帯の地域づくりをめざして」と題して90分。自民党時代の利益誘導型政治、構造改革型政治へのながれ、民主党の政治主導型政治、地域主権型政治、これらの本質等を分析。憲法を政治にいかす新しい政治が求められているとして、地域人権型政治の追求により、人権の花開く岡山を実現させようと呼びかけられました。
午後から、5つの分科会。当方は、第4分科会「地域―住民自治の地域づくり―」に。ななくさの慎ちゃんは、安心・安全の地域づくりとNPO、と題して報告。なぜNPOが介護事業所に取り組むか、ななくさの5年半のとりくみ、地域の課題とNPOの役割、行政に求めるもの、みんなの会がめざすもの、と柱立てしてわかりやすいものでした。
ほかには、岡山市の安心安全推進室の岡崎室長が地域づくりと行政。元県会議員の武田さん、元市議会議員の崎本さんが、議会と地域づくり、という角度で、合わせて4人の方々が報告でした。
NPOみんなの会の会員さんも討論に参加。御津地域で町内会長をしているO先生は、行政が提起する地域は小学校区が多い、農村ではそれが広すぎて地域の実態が反映しない、高齢者のサロンづくりに行政からの支援が欲しい、などと。ななくさのケアマネ池田さんは、ガンと一緒に働くという条件をつくることが重要な時代になっているが「ガン対策推進条例」の県議会での状況はどうなのか、と質問。竹本桂子さんは、NPOの運営するななくさで母親がお世話になった、その家族会での会話は介護するものを支援するものになる、認知症の利用者さんへのアプローチの工夫が必要かと思う、と。三戸さんは、民生委員の活動について。
4時過ぎに、各分科会を終えて実行委員の方々が再結集。最終的に参加された各分科会の特徴などが出し合われ、小畑先生の心からのご苦労さまでしめました。
その後、かるがもに出向いてケアマネさんと話し合い。それを終えて、事務長には、民主会館で待ってもらって、ここでも相談でした。めざす目標とそれの具体的実践の体制作り、この両方を担う人が育つ条件づくり、これもこちらの責務と自覚する一日でした。
崎本さんが仲間とともにとりくんでいる、地域ガンサロン、のビラです。公開講座、たんぽぽカフェ
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