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介護は社会化されたか、学習集会

|13年12月2日 |中島 |

12月1日、日曜日。早朝の配りものをすませて、京橋の朝市に。鴨方の手延べうどん、あつい汁が美味しい。いつもの大滝の弁当を3つ買って、岡崎さん母娘が出店しているという「羊のお肉のカレー屋さん」を探します。カレーの持ち帰り用のタッパまで用意したのでクロワッサンなどパンを求める行列、連れ合いに任せて、またまたぐるぐると探したのですが見つかりません。

自宅に帰って朝風呂。コーヒーを一杯飲んで、新事務所に。この日は、前夜から、だんだんに泊っていた浅田達雄さんが6時の新幹線で東京に行く日でした。

9時前には、勤労者福祉センターに。会場設営、椅子と机を大移動、汗をかきます。10時から「あなたとともに人権を考える学習集会」です。今回は、「介護は社会化されたか 高齢者の人権を考える」というテーマです。講演を介護ライターの野田明宏さん、岡山市保健福祉局次長の森安浩一郎さんに報告をお願いしました。

野田さんは、9年余り母親を自宅で介護してきた経験から話が広がります。介護認定の不服申請、事業者と利用者・家族のギャップ、あっても使えない制度上の問題、壮年の男が介護をしていることへの社会的な圧力などおもい起すような話しぶり。そして、介護情報などが在宅介護者にきちんと届くことが大切、ゆとりある介護、男が在宅介護していて何が悪い、当然ではないか、という世相になるためにも頑張っていきたい、と述べられました。

森安さんは、2025年にむけて医療・介護の需要が増加していく、そのために在宅医療・介護を支える基盤強化が必要になる、という時代背景を強調。政府の社会保障審議会・介護保険部会などでの資料なども紹介してくれました。

意見質疑も活発に。今岡さんは、福祉・介護にかかわると特に、トータル的に勘案して個々人にあった対応ができる能力が必要になる。それはヘルパーさん、ケアマネさんなど現場の人に求められていると強調。吉野さんは、家族間介護を社会的に位置づけること、パーソナルアシスタント制度を設けている自治体もあるように重要な視点だ。2025年には介護保険が崩壊するのではと危惧している、と。猶原さん、地域包括センターの機能がより重要になると思うのに岡山市は逆行しているのでは。介護度の軽度の人が介護保険見直しで不安をもち混乱している、と。氏平さんは、野田さんへの質問として家族間介護で一番必要としたこと、小規模多機能に対する機能的な評価は、などと質問。

個別にこたえていただきました。社会保障制度全体の在り方が問われているとともに「人間力」が大切なこと改めて確認させられた学習集会でした。

終えて、昼ごはんを一膳飯屋でいただきます。新事務所に帰ります。この日、釣りクラブの例会、Fさんと待ち合わせです。しかし、ぐたーという感じで疲れが一度に。お腹も重たい感じ。これは白いご飯を食べすぎかも。迷った挙句、この日の釣りはキャンセルです。

おとなしく、身体を休めたのでした。

記事分類 NPO人権みんなの会記録 | コメント 0 »

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