林友の会、総会
|08年06月1日 |中島 |
31日、土曜日ということで朝はゆっくり。午後から、林友の会08年度総会に。会長の石田弁護士は、20年来要求してきた「精神障害者にバス運賃の減額を」が今年4月から実現したこと、後期高齢者医療制度は障害者自立支援法と根っこでつながっている悪法であり、どちらも廃止させよう、と強調しました。
07年度の活動のまとめ、決算、08年度の活動方針が事務局から提案されました。その後が、訴え。林病院からは医師確保にかかわってとりくんでいること、障害者の作業所「喜楽」からはマッサージの仕事もしていること、ソワニエ看護学生は平和のための研修へのカンパの訴えを。こんな話が楽しい。
記念講演は、「進む精神科病院の二極化」と題して氏家さん。医労連精神部会長。主要疾患のなかで精神疾患は2番目になっている現状、各地の精神病院の経営状態、国の政策上の問題、など詳しく指摘され、地域に開かれたクリニックと病院との統合、住民との連携の重要性を指摘していました。
質問で、家族会の一人から、「講演は、患者をロボットのように話されているのが納得できない」と。氏家氏は、「当事者、家族の方にも政府の精神病院に対する問題点を理解して欲しい」と回答していました。家族の方は、いいにくい質問内容でもあったようですが、思い切って発言してくれたことが、より中身を深めることになった、と思います。映画「ふるさとをください」の上映についても、その討論を通じて、より企画の意図が見えてきたようです。
記事分類 NPO人権みんなの会記録 | コメント 0 »