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「日本政治の現状と展望」を考える

|17年07月29日 |中島 |

28日、金曜日。朝、赤旗新聞と山陽新聞に目を通します。稲田防衛相の辞任表明、民進党蓮舫代表の辞任表明、連合の労働基準法改正反対の決定、この3つの記事が大きく報じられています。新事務所に。コンビニまで歩いて朝の食材などを買ってきます。

雑務。事務局の安田さんと短時間の打ち合わせ。

車で、民主会館へ。岡山県地域人権問題研究集会の今年度第2回の事務局会議。小畑隆資実行委員長をはじめ、革新懇の明石さん、自治労連の花田さん、新婦人の豊田さん、それに人権連の中島と吉岡君の合わせて6人の参加。

小畑先生から「日本政治の現状と展望」と題した問題提起を受けます。その柱は、1.政権交代の日本的パターンに終止符を打つことができるか 2.擬似的政権交代を許してきた原因は何か 3.基本的な対抗軸は何か 4.新しい政治への転換を 5.「地域人権」の出番

戦後、細川政権と民主党政権の合わせての3年ほど以外、自民党政権が続いているが、それは自民党が危機をうまく乗り切ってきているからだ。たとえば最大派閥の田中政権から最少派閥の三木政権への移行は強権的イメージからクリーンを前面に打ち出す手法、「神の国」森政権から自民党をぶっ壊す・小泉政権の誕生での期待感を高揚させるやり方、それら保守勢力内での政権たらいまわしがやられてきた。そのこと自体を許してきたことの背景に、「自立的な社民勢力」の欠如がある、日本の場合は自主独立路線を貫徹できないことが続いてきた、民主党政権時代は本格的な社民勢力への脱皮のチャンスだったが生かしきれず分裂崩壊、そのなかで民進党への転換と今の蓮舫代表の辞任表明、今後の動向が気になるところ・・・。

国家の為に社会はある・社会は国家存立のための手段・国家が個人と社会の基盤、とする保守主義に、復古的国家主義と合理的国家主義があり、アベ総理や元維新の橋下氏は前者。国家は社会のためにある・国家は社会の存立のための手段・個人が社会.国家の基礎、とするリベラリズム=社会主義にも、福祉国家主義と平和的福祉国家主義が一緒になって勢力として存在する。社会は個人の人権を守るためにある、という考え方でもある。

自民党と官邸内の一元化による中央集権主義が、地方を疲弊させ個人を無視し続けている、その間隙をついて地方政党が、大阪や東京で出現し保守政治の補完的役割を果たそうとしている。今こそ、「地域政策」と「政治のメカニズム」を変えていく大きな団結のもとでのとりくみが必要。権力に取り込まれることなく会員や住民に依拠してきたた組織の役割は大きい、「地域人権」の出番ではないか、と強調されたのです。

それを確認するうえでの論議が続きます。この日の朝刊で賑わした蓮舫代表と稲田防衛相の辞任問題、他の人の問題だと傍観するのではなく、本来、国民のための政治の確立という観点から、久しぶりに本格的に頭を回転させ整理になった、という感じ。

津山から来ていたFさんと一緒に昼ご飯。大福園で、日替わり定食。五目そばが美味しい。

午後、民主会館の人権連メンバーと短時間の打ち合わせ。その後、全国人権連の事務局会議に参加です。11月の名古屋での地域人権問題全国研究集会、組織課題なども論議です。

終えて、平和書房にたちより支払を済ませます。たまたま出会った浅田訴訟の事務局長の吉野さんと打ち合わせ。新事務所に帰ります。

夕方、7時半ごろ帰宅。軽めのビールだけで抑えた夕食でした。

記事分類 NPO人権みんなの会記録 | コメント 0 »

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