生活保護基準引き下げ行政不服審査請求
|16年02月19日 |中島 |
18日、木曜日。朝、新事務所に。
雑務。みんなの家ななくさに書類を届け、病休明けのNさんに、大丈夫かなと声をかけます。住宅さん来所。前日の岡山市の集団指導のことや周りの人たちの間で認知症が進んでいくこと、気になることなど話し合います。
丸亀製麺で昼食をとり、岡山県庁へ走ります。9階ホールには、すでに30人ほどの人たちが集まっています。生活保護基準引き下げに対する行政不服審査請求の口頭意見陳述の場に参加です。厚生労働省の社会援護局の職員3人が対応です。事前の参加者名簿にもとづいて点呼からはじまります。90人近い人たちとなりました。
政府は、2013年8月から3年かけて総額670億円の削減を行っています。60代をのぞく受給者の95パーセントが対象です。岡山県生活と健康を守る会の大西会長が補佐人として、2年も待っての意見口頭陳述とは厚生労働省の怠慢ではないか、と陳述。その後再審査請求人、代理人、補佐人など40数名が発言です。
当事者の皆さん、心を強くして発言です。一度にお米を炊いて冷凍保存するなど食事の回数と質の問題、週に2度か3度という入浴回数、親族との付き合いが希薄にならざるを得ないこと、親交ある人たちとの断絶、孤立化など、その暮らしぶりを切々と話されます。級地による支給額の減額、多人数世帯の減額の大きさと生活の苦しさ、なども話されます。
子どもの貧困と生活保護基準、生活保護基準は障害者年金に連動すること、憲法25条をきちんと読み込んで対応してほしい、朝日訴訟から学んでほしいなどの意見が、補佐人からも具体的な内容も交えて話されました。
記事分類 NPO人権みんなの会記録 | コメント 0 »