もの思う秋 義兄逝く
|07年10月5日 |しんちゃん |
日に日に秋らしくなります。秋の夜長、今夜は夜勤です。泊りの利用者さんは、ぐっすりと眠っていて、静かな時間が過ぎていきます。
10月1日午後7時39分、私の連れ合いの兄が亡くなりました。享年52歳でした。5月の終わりに癌と診断され、手術、抗がん剤治療とがんばりましたが、4ヶ月で逝ってしまいました。
彼は、私の中学校野球部時代からの先輩であり、義兄であり、ヒーローでした。彼は正義感の強い男で弱いものを助け権力を振りかざす者には立ち向かっていくという人でした。誰からも愛され、後輩には慕われていて、葬儀の時には会場に入りきれないひとが弔問にやってきました。
私は、彼から大きな影響を受けて、今があると思っています。「人にこびるような生き方はするな。自分を信じて、信じた道を行け」息子にも語っていたそうです。いい男でした。残念です。
これから、金木犀の花の香りとともに秋が深まっていくことでしょう。寂しい秋になりそうです。人の死に向き合うことは精神的にも、肉体的にもパワーのいることで、身も心もバテています。それでも、ななくさには、笑顔を求めて利用者さんが毎日集います。利用者さんの笑顔を頼りに夫婦で乗り越えていこうと思います。もの思う秋の夜長に、わたくし事ですみませんでした。