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地域人権の学習

|22年05月3日 |中島 |

5月2日、月曜日。5時起床。7時間ぐっすり、前日の睡眠時間不足を取り戻した感じ。朝風呂で身支度、池の鯉たちにパンを投げ入れます。池の汚れが目立ちます。かつては釣り餌用のエビがとれた池だったのに、と。

新事務所へ。気持ちよい冷気のなか高柳方面の散歩です。帰ってきて雑務。9時過ぎにノートパソコンを車に積んで出発。民主会館で法人事務局会議、今回は岡山大学名誉教授で、岡山県地域人権問題研究集会実行委員長の小畑先生からの講義をオンラインを通して受け、討論する学習会企画です。若者5人が参加、法人の理事で県人権連の吉岡事務局長が進行役です。タイトルは「『地域人権』の展望」・・・岡山県地域人権問題研究集会実行委員長の立場から・・・。

研究集会についての反省のひとつとして、「事実にもとづいて具体的に、「差別」解消や「いのちと暮らしを守る」闘いについて議論している間はよく理解できるのだが、この闘いを「人権」問題として議論し出したとたんに議論が抽象的になって分りにくい」このことについて、研究集会の構成と運営、集会の持ち方、分科会の設定などから分析。各分科会で提起された「個別的具体的な人権の問題状況」を、より普遍的で一般的な「基本的人権」を基軸とする「地域人権」概念や理論と関連づけて「地域人権の問題状況」として再構成することが必要だが、そこには対応しきれていなかったのではないか、と。

関連して、地域人権運動にかかわって、一定の県段階で、「社会問題としての部落問題の変化から、目の前の課題が一般的となり、運動組織を必要とする理解が薄れてきた」という側面が前面に出てきていることにも注目されます。それらの分析のもと、1.「地域人権」の基本構成 2.「地域人権」のネットワーク構想・・何と何を「つなぐ」のか 3.「地域人権」の担い手は誰か の柱で「地域人権」とは何かを話してくれます。その中の基本構成は、さらに地域人権論、地域人権運動、地域人権経営、地域人権組織の柱にして、「基本的人権と住民自治を基軸として「憲法にもとづく政治」の実現をめざす理論・運動・経営・組織の総体を指す概念」の話に。

若者たちからの質問や感想、意見を通して講師は続けます。総括の作業が大切、社会進歩をめざす運動とか組織には欠かせないもの。自らは人権、差別の対象外だと感じさせている政策がはびこることについて、戦後の日本国憲法で初めて基本的人権、住民自治が取り入れられただけに、まだ「弱いところ」が随所にある。基本的人権は、生命、自由、幸福追求。自由は秩序をつくる原理でもあり、気まま勝手とは違う。自由を守るためには制約もあること。個人の居場所が大切、それは「私と基本的人権」を語れることにもつながる。理論学習と地域人権運動、組織経営などを重ねて経験できる立ち位置のみなさんは、歴史ある組織を新たな段階で継承し変化発展させていく「地域人権」のプロフェッショナルになれるはず、と若者たちを励ましてくれました。

吉岡君とお昼ご飯。花尻の中華料理店のポンタで中華丼と餃子のセットを。彼の車での行き帰り、山陽新聞社との話し合いのこともう一度要請しようでは、と話します。

いったん民主会館へ戻り、パソコンを抱えて新事務所へ帰ります。しばし休憩。

久しぶりに大安寺の天満屋ハッピーズへ。食料品を買ってきて、母親のアパートへ。運動公園へ出向き、クロワッサンの美味しいお店に歩きます。公園内のつつじ、さつきかな、池に映えています。クロワッサンはもう売れきれましたと店は閉めていました。

あきらめて新事務所に帰り、珈琲でお饅頭で一息つきます。

7時半過ぎに帰宅。買ってきた短冊の食べやすい牛肉を焼いてもらって缶ビール。連れ合いが、もらつた蕨で卵とじをつくったよ、と。蕨が美味しく感じる年齢になりました。

記事分類 NPO人権みんなの会記録 | コメント 0 »

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