町内会を真ん中においての分科会
|10年10月18日 |中島 |
17日、一旦事務所に出てから岡山大学への教育棟へ。第10回地方自治研究全国集会の分科会会場です。かつては教養部と言われていたところ。
23分科会は、「町内会・ボランティア・NPOと行政との協働」ー身近な自治の仕組みづくりーという内容。この内容の分科会設定は3回目だそうです。今回は、岡山市岡輝公民館の若い女性と当方が報告。話題は公民館の市長部局への移管問題に。
愛知から来られた中田實先生が改めて基調的な講演。具体的な話をもとに抽象化、一般化するという頭を整理させられる話です。「各種組織の背反でなく協議するプラットホームづくり」という初めて聞く言葉も。その具体として、名古屋市緑区の「人権擁護NPOぷらっとほーむ」のとりくみが新鮮でした。
そのとりくみは身元保証、金銭管理、障害者年金の申請、不動産の処理、成年後見、遺言書作成、死亡後の処理など多様です。1日の相談件数が2件から6件、昨年一年間の活動時間は延べ9,788時間といいます。町内会、民生委員の協力連携のもと365日24時間体制の生活支援も行っているようです。
行政の課題として、最近職員の力量が低下していること、その原因として短い期間での移動がある、専門性を高めることは仕事を作り出すことにつながる、今日の段階では市民と連携、相談できる仕組みが重要、と話されました。
終えてから、中田先生に愛車タントに乗ってもらって駅まで送ります。その時、愛知の丹波さんと知り合いであること、「マイノリティ」の捉え方で相違があったことなどが話題に。東海自治体問題研究所の街づくり委員会の活動の一端も教えてもらいました。
事務所に帰り、一息。この夜は、うれしくたっぷり飲んだのでした。
記事分類 NPO人権みんなの会記録 | コメント 0 »