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生活保護制度を考える

|22年05月30日 |中島 |

29日、日曜日。早朝の配りものを連れ合いと一緒に済ませます。朝風呂で身支度、体重計に乗ると二日の間で1キロ増えています。Eテレの俳句番組、この日は歳時記食堂という俳句番組らしい番組、楽しみながら白い炊き立てのご飯で朝ご飯。軽めの一杯で済ませます。池にパンを投げ入れてやってから新事務所へ。事務所外で談話中の、夜勤明けのスタッフさんと早出のスタッフさんにご苦労様と朝の挨拶。少し散歩してきます、とこの日も高柳方面に歩きます。

新事務所帰り、雑務。みんなの家ななくさの住宅さん、来所。ななくさの5月職場学習のまとめを持参です。スタッフさんたちの働きやすい職場づくりにむけて、就労規則というルールを確認しながら、互いに援助しあうことが自発的に行えたり受け入れられたり、そんな職場づくりへの話し合いが大切だと感じます。学習への意欲がわいてくるように、という支援と企画も必要だと話し合います。

第9回福祉オンブズおかやま定時総会のオンライン記念講演会に参加します。講師は則武透弁護士。「新・人間裁判 生活保護引き下げ違憲訴訟から生活保護制度を考える」の講演です。2013年、生活保護の最も根幹をなす生活扶助基準が平均6.5%、最大10%も引き下げられました。結論ありきの、審議会意見無視、物価偽装、検証数値の独断的判断、だと強調されます。今、全国の裁判で、10の裁判所が判決を出していて、原告側は昨年の大阪と先般の熊本地裁のふたつで勝利しています。

講師は、岡山の朝日訴訟(1957年提訴)、そして堀木訴訟(1970年)などの闘いの教訓を示しながら、他の8つの裁判所の判断は、国側が言う、憲法第25条はいわゆる福祉国家の理念に基いて、健康で文化的な最低限度の生活をかなえるような国政を運営するべきことを国の責務として宣言したもので、具体的にそのような生活を実現する義務が国家にあるわけではないとする、姿勢が共通していると話します。名古屋裁判所の判決はさらに酷い、社会に生活保護利用者へのパッシングを引き起こさせておいて、それを世論として受け入れることも国の判断として当然だと言わんばかり、司法の独立自体を放棄している、と。生活保護裁判への支援をさらに広い視野から展開していくことが求められていると実感させられた講演会でした。

午後、コープのお店で買い物。買ってきた弁当で遅い昼食。暑い一日、あとは事務所で、休んだり、20年誌のことであいさつ文を考えたり、などで時間が過ぎていきます。

夕方、7時半過ぎに帰宅。久しぶりに孫の顔をみれました。この日からまた数日間我が家をねぐらにして高校生活のようです。

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