映画・標的の村
6日の日曜日。京橋朝市も、後楽園の蓮の見学会も、行ってみようという元気がなく、早くから新事務所に歩いて出かけます。
雑務のあと、ゆっくり新聞に目を通しそして少しの読書。ななくさ管理者の住宅さんから、スタッフの勤務証明のことで来所。介護支援専門員の試験を受けるために必要な書類、採用年月日など確認して二人分作成です。少し歩いて、喫茶ひまわりの店主宅に。結石を体外に排出する仕方も進歩しているようですが、それでも身体にこたえているようなのでしばしゆっくりしたら、と。
事務所で乾麺を湯がし、レトルトのスープを温めた中に放り込んで、スープうどんの出来上がり。結構おいしいのです。
午後から、医療生協会館・コムコムに。映画「標的の村」の上映会です。沖縄本島北部の東村・高江、その160世帯ほどの集落の様子、自然豊かな環境で子育てをしているゲンさん一家の様子が見ていて楽しい。高江では、ヘリパットの建設反対の運動が続けられているとは聞いていました。映画は、反対運動のメンバー15人が「通行妨害」で法廷に呼び出される、そのなかに7歳の子ども、ゲンさんの娘も。その後のフィルムは、普天間にオスプレイが飛んでくるまでのたたかいを接写しています。高江での反対する人、工事を強引に進めようとする立場の人、普天間基地の封鎖活動とそれを阻止しようとする警察隊などとのやり取り、ドキュメンタリーならではの迫力です。沖縄県人を分断させるなと叫ぶたたかいは続きます。割烹着での歌、楽しい楽器を打ち鳴らしながらのアピールなど、沖縄のあきらめない人々の心持を示すエンディングです。
映画を終えて、高江の村で建設反対の運動が「通行妨害」とされてただ一人有罪にされた伊佐さんの連れ合い、育子さんが話されました。メディアの動向。24のメディア関係が取材していた2012年9月のオスプレイ阻止の普天間でのたたかい、これを放映したのは琉球朝日放送がほぼ唯一であった、と。この映画を製作するのも会社内での深い意思統一があってこそなのです、という話でした。
この日は、午前、午後、2回上映。大勢の人たちが鑑賞し話に聞き入っていました。若い人たちが企画し、責任を持ってやりきろうとする姿勢は全体の運営に反映して、とても新鮮でした。
帰りに、近所の施設におられるMさん、当方が保佐している方ですが、にあいによってみました。本人には会えず、スタッフの方から請求書をいただいて帰りました。
記事分類 NPO人権みんなの会記録 | コメント 0 »