人権研究センター、秋の合同研究会
|12年11月5日 |中島 |
4日、11月の第一日曜日、5時過ぎに京橋の朝市へ。鴨方うどんを食べて、大滝の山菜おこわの弁当、枝豆、五目炊き込みご飯、クロワッサンなどを持ち帰りです。
自宅でクロワッサンの朝食。少しゆっくりしたのち事務所に。雑務、そして地域と人権・県連版のコラムを仕上げます。
午後から、NPOおかやま人権研究センターの「秋の合同研究会」に。「さもしい人間の正義論―全員の生存が保障される地域をめざして―」と題して、伊藤恭彦・名古屋市立大学教授が講演。つづいて岩間一雄・当研究センター理事長が「岡映の思想と文学」と題して、岡映研究会のこれまでのまとめをパワーポイントをつかって報告。
伊藤さんは、地球規模の貧困と格差について話され、市場が生み出す公益と公共悪、という内容に。市場は必然的に公共悪を生み出す、という指摘、道徳的に無害な行為の累積が貧困や格差、環境破壊などを作り出している、という内容なのです。
「さもしい」欲望追求からから公正な欲望追求へ、というまとめで国際連帯税などの制度改革、食糧生産者と消費者の権利が行使できることなど、各民族の主権行使の条件づくり、そして国際連帯、を強調。「自分だけが豊かになろうというさもしさからの脱却」、私たちの文明そのものを問い直すことが求められていると結ばれました。
討論も活発に。伊藤さんの岡山大学時代の同級生のみなさん、岩間先生、小畑先生のゼミ関係者でもあるようですが、現場で働いておられるその現状の報告がグローバル市場のことと関連していました。
終えて、この会に参加していた今岡さんと後見人活動のことで懇談。こちらの後見人活動にかかわって、いつでも相談に乗るよ、と構えが大きいのです。こちらも背中を押されます。
記事分類 NPO人権みんなの会記録 | コメント 0 »