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あなたとともに考える人権学習集会

|22年12月4日 |中島 |

2012/12/05 07:05

12月3日、土曜日。左肩と腕の痛みで早くから目覚めます。朝風呂で身支度。後楽園方面の散歩、約4000歩でした。

新事務所へ。短時間の雑務。9時過ぎに岡山県立図書館2階のデジタル情報シアター。事務局メンバーはすでに到着していて、受付、映像の試写などを行っていました。

NPO法人地域人権みんなの会主催の2022年度あなたとともに考える人権学習集会です。事前申し込みの方、当日受付の方も入れて約70名の参加でした。内容は、映画「八鹿高校事件」と現地からの報告、です。兵庫県高等学校教職員組合などが作成した映画、そのDVD版を視聴。これが54分。1974年の事件、その当時前後から一連の出来事、経過に熟知する兵庫県地域人権運動連合の前田事務局長の報告が続きます。前田さんは、権力に泳がされた解同組織の蛮行、当時の知事選挙に革新統一候補への支援体制に亀裂を生みださせる策略が背景にあったと話します。

その当時、解放同盟の蛮行を許さない立場で岡山の組織から支援に入ったOさん、Fさんも報告。特に、警察権力が本来防衛しなくてはならない人たちには背をむけて傍観の対応、蛮行をふるう解同メンバーのしたい放題をさせていたこと、その結果として多数の重傷者、車などの破損等々が生じたこと、など生々しく話されました。閉会のあいさつで「主催者あいさつ」を当方が。岡山県でも、「八鹿高校事件」を捉え考える機会は、民主主義教育へ積極的影響を与えたこと、部落解放運動へは「国民融合」理論や「部落問題解決」の道筋を明らかにさせていくことに寄与したこと、様々な影響を与えたこの事件を振り返り「平等のまえに自由が抑圧される」人権論ではなく、自由を実現するための平等論としての人権論の観点も含め、今日の人権確立をめざすとりくみなどを考える機会にしていただきたいとはなします。

前田さんが購読を訴えた『全国水平社創立100周年記念誌・・兵庫の部落解放運動』は40冊持参されて、ほぼ完売。謙虚でかつ真実をつかむ話し方、訴えが聞く人の心を掴まえています。八鹿高校事件を一つの章に掲載している、安武ひろ子さん、片山正敏さん、小牧英夫弁護団長などの名が出てくることでより関心を呼びました。

終えて、前田さん夫妻と真金堂の蕎麦での昼食です。お世話になりましたと、兵庫県へ帰る二人を見送ります。

新事務所に帰ります。S青年から早々に、閉会後集められたアンケート感想用紙がメール添付で送られてきます。n青年からは参加者からのメールでの感想・問いかけ内容も。

少し休憩。朝が早かったのでソファに座ったまま居眠りです。夕方、海に行こうと決めて走ります。半月の明かりでした。10時には帰宅、風呂で身体を温め、遅い夕食、11時半ごろ床に。

 

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