認知症理解と人間回復
(写真、上から、全体風景、フリーライターの野田さん、主催者の妻井さん)
12日、成人の日。朝から夕方まで、「認知症ケアーで人間回復」の討論集会。妻井さんが責任者の「NPOライフサポート」「社団法人、認知症の人と家族の会岡山県支部」が主催。駅元のコンベンションセンターには約200人が参加。当方はコメンテイターの一人として参加させてもらった。何を言ってもよいという事前の打ち合わせ、しかし人間をいかに理解するかという基調が貫かれているよう。そのことが認知症の人の人権につながる、という構え。
現場発言は、特にグループホームでのとりくみが中心。一人ひとりの利用者の方をおっている事例、ホーム全体で劇の上演、あるいは協力して貼り絵を作り上げていく、などの事例は映像を通して、その施設の理念が見えてくる。
医師会とケアマネ会がともに地域医療と介護について共同で進めようとしている真庭市、子どもと高齢者がともに過ごせる施設を展開している赤磐市、などこれからの地域、施設の在り方に啓発された。
ななくさ事務長もよく知っているという、フリーライターの野田さん、行政の行う施策に多くの注文があるよう。独特のキャラクター、親の介護経験を発揮して会場を沸かしていました。
当方は、せっかくの機会だから、自分のライフワークして、部落問題解決を果たしてきたという歴史的な地点にあることを伝えたかった。そして、それから前進させて、自ら求める権利は他人にも同等にあること、そういう立場で、あらたな組織のもと、地域コミュニティの新たな構築にむけてとりくみたい、その具現化の一つが「みんなの家ななくさ」に繋がっている、そんな話をしたかったのですが・・・。
後の懇親会にも参加。朝からコーディネーターを務められた有田さん、ここでも司会を担当。本当によく歩いておられるからこそ、多くの知り合いをご存じで、信頼を得られている雰囲気でした。この方からも、多くのことを学習出来そうです。
記事分類 NPO人権みんなの会記録 | コメント 2 »