22日の土曜日、岡山市勤労者福祉センターで、NPO・地域人権みんなの会の第6回人権を考える学習懇談会、「認知症の人の人権と介護の視点」学習懇談会を開催しました。20の事業所、家族の方、市民など58名が参加してくれました。

石倉康次・立命館産業社会学部教授の講演、ヘルパーステーション・レインボー所長の氏平三穂子さん、みんなの家ななくさ事務長の住宅愼通さんの現場からの報告、そして意見交換、というながれの会でした。石倉先生は、出雲市の小山のお家、のとりくみを紹介したビデオも用意され、本人の思いや不自由さを理解すること、本人の生きる意欲を支援することを通して、認知症の人の人権を尊重した社会をつくりあげようと熱弁。

レインボー、みんなの家ななくさでの事例の発表をうけて、その後の討論で、家族の方、事業所の方からの体験や悩みも出し合われました。石倉先生は、利用者と家族の立場を両方大事にすることが基本だが、誰が本人の立場になって代弁できるのか、そこをきちっと抑えること、の重要性を改めて強調しました。終わってからの懇親で、石倉先生は今度岡山によるときはぜひ、ななくさを見たい、岡山でななくさを立ち上げたのは良かったね、おかやまではいろんな話が聞けて楽しい、とのべて、帰られました。まずは、よかった、という一日でした。

21日は学習会の準備。任務と資料などの最終チェックです。22日の「認知症の人の人権と介護の視点」学習懇談会は、申し込み状況からして、50?60名程度の参加と思いますが、当日参加に淡い期待があり、77部の資料を用意しました。

この日は、岡山映画普及センターの米戸さんが来館。中山節夫監督の映画「新・あつい壁」の試写会が県の主催で9月26日にあることや、新藤兼人監督の「陸に上がった軍艦」上映実行委員会について談義。26日は参加すること、実行委員会づくりは平和団体などを中心にすえることをアドバイス。

米戸さんの父親、事故で足の指を骨折したという話。明石の友人に別の件で電話したら、100歳の母親が熱をだして当分出張には出られないかも、という。親のことでだれしも悩みがあるようです。米戸さんには、認知症の学習会に参加しておいたら、といってますが、さてどうでしょうか。

20日、午前、ななくさの利用者のお宅を訪問。奥さんの年金について相談受けました。岡山社会保険事務局・業務管理室に電話しましたが、家族の方が本人の介護認定書などを持参しないと答えられない、という返事。この家庭では最近、利用者一人の在宅時を狙って、下水道修理を行う業者が来ていて、簡単なことで1万円近く持って帰ったといいます。

午後は、障害者の生活と権利を守る県連絡協議会の県議会要請活動に参加。生活福祉環境委員会の議員には自立支援法の応益負担、心身障害者医療費負担の撤廃、文教委員会所属の議員へは、倉敷地域に県立養護学校の設置などの要求をもって個別に訪問です。私は公明党議員にお会いできました。自立支援法は党本部でも検討している、という回答です。県内の障害者の置かれている状況をもっと聞いてくれる姿勢がほしかったのですが、昼食時間帯ということもあり、残念でした。

15名程度の参加者が総括の時間を持ちました。障害をもつ子どもさんのお母さん、かつて岡山養護学校の建替え時に、設計が問題ありとして議会で変更するまで取り組んだ方々のやる気はすごい。粘り強くとりくもう、ということの内容は、時をみて集中的に動くことも大切ですよ、と言っておられる、そんな風に感じた要請行動でした。

19日、定期健康診断のあと、事務所内の書類の片付け。書類の中から、福祉オンブズマンからの会費請求書を発見。7月付けになっていました。郵便局へ3000円の支払い。夕方、自分の加入している団体を数えてみると、20をこえていました。新聞・機関誌などを含めると、年間いくら払っているのか、少しゆっくり計算してみようかな、という気持ちも。

18日、2つの資料を提出できました。1つは22日の｢認知症の人の人権と介護の視点｣学習懇談会の当日用のパンフの原稿。もうひとつは、県内の地域運動の特徴の原稿、とりあえずホッとしています。

暑い日々の影響か、それとも不摂生なのか、頭に違和感が続きます。17日の会議中、フラッシュがたかれ頭にあつい蒸気が充満したような感じが3分ほどつづきました。すぐ正常になったようですが、18日の夕方、残像のようにかんじるのです。ビールも欲しくない、こりゃちょっとおかしい、それで夜早く寝ました。今朝、19日は快調。予定していた健康診断で医療生協の駅元診療所に行って来ました。

17日、敬老の日。午前中は、京都の部落問題研究所発行の雑誌へ寄稿する報告のまとめ。ほぼ2/3程度まで書けました。18日には提出という約束。すこしあせっています。

午後からは、岡山人権問題研究所の理事会、その後ＮＰＯ・おかやま人権研究センターの発足に向けた会議でした。その発起人会、かつての研究所への愛着とＮＰＯとなることによる先行きを心配する意見もあり、時間も延長。あらたな発展へ貴重な会議でした。約10年来の付き合いになる民団関係の方も参加され、会議の終了後、二人で懇親。利用者を大切にできる介護事業所の将来について話に花がさきました。これこそ敬老、とひとりごちの日でした。