一人旅の紀行文、寄せていただきました
視覚障害者の一人旅は大変だ、と思っていたところ、視覚障害者友の会の会長 岡崎 起惠子さんから、会津白虎隊を訪ねて、と題した紀行文がパートナーの岡崎茂明さんを通じて、NPOみんなの会に届きました。
その場面、人とのつながりなどがすごくイメージしやすい、楽しい旅の内容です。ご紹介します。
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視覚障害者の一人旅は大変だ、と思っていたところ、視覚障害者友の会の会長 岡崎 起惠子さんから、会津白虎隊を訪ねて、と題した紀行文がパートナーの岡崎茂明さんを通じて、NPOみんなの会に届きました。
その場面、人とのつながりなどがすごくイメージしやすい、楽しい旅の内容です。ご紹介します。
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9月28日、金曜日。いつものように新事務所へ。この日までに仕上げようと、全国人権連の政府要求書、そのなかの厚労省に対する要求内容をまとめます。そして、本部事務局にメール送信。
9月29日、土曜日。朝、新事務所へ。7時44分、備前三門駅から岡山駅へ。新幹線改札口8時集合。身近にJRの駅があること、こういう時によりありがたさ感じます。
視覚障害者友の会の視察ツアーです。岡山駅からは10人ほどが集合。当方のコンビは主催者の岡崎茂明さん。新大阪駅のせんなり瓢箪前に全国からの参加者が集合。両備バスに乗り込み、京都府宇治の平等院へ。台風24号の影響での秋雨前線の影響で雨粒が車窓にあたります。
平等院では、地元ボランティアの方々が3班に分けて6人で案内してくれます。鳳翔館では平安彫刻など様々な宝物が展示されています。国宝の鳳凰、一対がガラスケースにおさめられていて、金色のレプリカが10円玉の表にある鳳凰堂の上にあるのです、と話されます。雲中供養菩薩像26躯も楽しい絵柄。音楽を奏でる楽器は昔から何かとあるもんだ、天国よいとこ、と招いているようで、昔のフォークソングをおもいだします。
鳳凰堂を池の方から見える位置に歩きます。全体が鳥のイメージ、関白藤原頼通が父道長の別荘を改め創建したのが平等院。道長は60歳をこえて、頼通は83歳まで生きたといいます。その頃の寿命は30歳代といわれているらしく、なんと長生きされたものだ、感染症にかからないこと、良い食べ物が豊富に手に入る条件の人たちだからでは、と話がひろがります。それでも平等院という名称、施しを庶民には同等に量と機会を与えたのでしょう、と。
花やしき浮舟園にむけて宇治川の河川沿いを杖を前後ろでつかんで傘をさしながら歩きます。20年ほど前に来た時に比べると歩きやすく整備されています。松花堂弁当で昼ご飯。海の近くでもない宇治で、小さなマグロの刺身、3切れ、新鮮で美味しいのです。品数もたくさん、お腹がいっぱい。
一息入れて、学習です。岡崎茂明さんが、8月14日の「ラジオ深夜便」に出られた京都の村上敏明さんに直接談判してきてもらいました。満州からの引き上げ時の余りにも酷い体験、それを日常会話のように話されます。宇治山宣会の会長さん、事務局長さんお二人にきてもらい、山本宣治(やません)墓碑資料館早わかりの資料をもとに、戦前のあの侵略戦争と治安維持法に絶対反対を貫いた山本宣治の世界を話してくれます。話のあと、デスマスクを触らせてもらって、その鼻筋からしてのイケメンぶりを感じるのです。
西宮の公益財団法人・堀江オルゴール博物館に。オルゴール、大小さまざまな仕組みのその音色を楽しみます。
夜は、神戸の多聞通りのチサンホテルへ。約40名の夕食会でした。
30日、日曜日。台風24号の影響はいかに、という思いで朝早く表に出てみます。利用したホテル、多聞通りに位置していて、湊川神社がすぐ近くにあるのでした。バイキングの朝食をとり、新神戸駅へ。岡山には朝9時ごろに到着。台風による鉄道事情で高知に帰れない女性、この日のホテルにチェックインするまでの時間の過ごし方、翌朝の乗車までの手配などで岡山の3人で対応。障害のある人が一人で旅を過ごすにはまだまだ課題が大きいものをかんじました。
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