岡山市保健福祉政策審議会を傍聴しました
13日、朝早くまだ漆黒のなか歩いて事務所に向かいます。自宅を出てすぐの山際の草むらが、何かの生き物が動いてごそごそと。こういうときは人間でない方がまだ良いと思ってしまいます。
この日は、岡山市役所保健福祉会館で、岡山市保健福祉政策審議会が開催されたので傍聴に。受付で、傍聴者です、といって用紙に書きこんでいるのに、報道関係者ですか、と質問されます。入ってみると、傍聴者の席は一列6人分だけ、そこに知り合いの山陽新聞の記者の方も座ります。
今回の審議内容は、岡山市第5期高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画素案(案)を行政が説明し、委員が審議していくことのようでした。今年4月からの第1号被保険者(65歳以上の方)の保険料は、月々5700円程度になるというのが結論です。現在が4760円、約1000円の値上げです。
こういう行政側の素案提案に対して、お一人だけが、「他の物価がそんなに上がっているわけでもなく、給与もそんなに上がっていないから、反対の声も上がるでしょうな」という程度。
しかし、委員本人はどう思うのか、という発言はありません。ある委員は、政策の廃止と創設が大切だと強調します。その流れの中で、日常生活用具給付事業の支給品目が、杖、手押し車、レンジなど4品目が対象となっていることを初めて知ったなかで、「そんなものはほとんどもっておられるのでは」と、必要ない事業のごとく言い放ちます。他の委員も、ボランティアをどうしたら結集できるのか、消費税が上がると地方の財源にいくらぐらい戻ってくるのか、などというレベルの話に終始します。
今回が2011年度の4回目の審議会のようです。以前の様子はわかりませんが、市民から徴収する介護保険料の改定がおおきな柱には違いありません。審議会では、これまでどんな論議がされてきたのか心配になります。どんな立場の人が委員になられたのでしょうか。行政職員に、県全体の高齢化率のこと、地域包括センターの職員が増えるのか、などこの時点で質問されているような委員会では心もとない、のです。
山陽新聞の報道です。山陽新聞、1月14日、岡山市民版
夕方、ななくさの介護職で働きたいという方が訪ねてこられました。前日、ハローワークに求人登録したばかり。その申請を見ての面接と言うことでこちらもビックリです。ななくさの慎ちゃんから仕事内容などを説明してもらい、その後、ななくさに出向いてもらい管理者との面接、そして施設を見てもらいました。
その後、三門地域革新懇の総会議案の準備に本格的にかかります。障害者運動をされている吉野先生が来館され、組織運営は学習が大切という話に。実践をある程度まとめて理論に結びつける、それにどれだけのメンバーが自覚的に参画できるか、そこがポイントだという話になります。
この日は、小フグが美味しいというF木さんの紹介で、万代という魚屋さんに。予約してもらっておいたものに、さらにもうひと袋を。自宅でから揚げにしてもらいました。さらに小さくなるのでした。
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