|07年08月24日 |中島 |
23日、この間すこしづつすすめてきた6月と7月のななくさ会計のまとめにあたりました。集中しようとしても、どうしても電話や来客のみなさんとの会話、当面する仕事で悩むことなどで、途中切れになりつつあるなかでの事務です。
7月分の介護保険請求は、国保連合会と個人の1割負担も含めて約230万円です。14人の登録者の方々が対象で。一人平均、16万円余りです。利用者の方々の食事代・宿泊代の負担の合計が約10万円。事業所収入はあわせて240万円となります。人件費はパートの方が多いこともあり、社会保険料など法定福利費と賃金を合わせて約140万円。固定管理費などを差し引いて、単月でみるとこの月・七月は30万円程度の黒字です。
しかし、年末の賞与、年度末の退職金引き当て、年間にまとまっている事務経費などを考慮すると、やっとトントンという状態ではないかと思います。それも、正規職員の低めの給与、パート職員の数の上での比率の高さで、もっているということです。
経営の健全化と透明性を高めながら、同じような事業所とともに、介護保険制度の内容を高めていくことも重要ではないかと、あらためて実感しています。
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|07年08月23日 |中島 |
20070823084602.pdf
22日から県人権連の自治体廻りがはじまった。初日、岡山市、瀬戸内市、備前市をめぐってきた。岡山市には、NPO・地域人権みんなの会が主催する「認知症の人の人権と介護の視点」学習懇談会に「助成」してくれている感謝も込めてあいさつ。
瀬戸内市、備前市では、自治体が広く人権課題を設定して研修会を行っているといわれた。備前市では、今年「いじめ」問題を中心的に教職員で研修、市民的学習会では楽しい学習会をめざしているという。この2つの自治体では、一部運動団体に特化して支出していた団体補助金はなくした、とも言われていた。
一定の前進を確認しながらも、自治体の財政困難な状況を理由に、市民的な施策が低下しているのではないか、という危惧も同時に持ち合わせざるを得ない、話し合いでもありました。
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|07年08月22日 |中島 |
NPO・地域人権みんなの会の賛助団体である岡山県人権連主催の人権問題県民講座が山陽新聞社のさん太ホールで開催された。
岐阜大学教授の竹内章朗先生が講演。市民権と社会権を中心に能力の共同性という新たな理論的提起もしていただいた。市民権とは、自由に移動、購買などができる権利でありそれを妨げられないこと、社会権は、その市民権を行使する原資が保証されるという権利、だと紹介。この社会権を復興させる努力が求められていると強調されました。同時に、能力の共同性という考え方も社会権復興に大きな力になるのでは、という流れの講演でした。
集会を終えて、竹内先生と懇親。能力の共同性については、障害者問題の研究者の一部から、個人の発達という点を軽視している、という批判もある、という率直なお話なども聞かせていただきました。
自分なりに深めたいという気持ちが湧いた学習会でした。
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|07年08月21日 |中島 |
20日、午前は県庁の特別支援教育室のメンバーと懇談。療育手帳の交付にいたらない、境界型の息子さんの高校進学に悩みをもつ前谷君と。期待していたような制度的なものは無かったが、そういう立場の人たちがふえてきていること、担当室としてはなんらかの対応をはかりたい気持ちがある、というものでした。
午後は、みんなの家ななくさ の池田管理者と岡山市の介護保険課へ。めざす相手は現地指導に出ていて留守でしたが、若い男性職員が親切に対応してくれました。池田さんは、現行の制度では利用者の要望、特に毎日でも通いのサービスを受けたいという声に応えきれない、などと現況を説明。職員の方も、小規模多機能型居宅介護事業所のみなさんがよりよいものを目指されているなかでの矛盾だと思うなどと答えていました。
夜6時から、NPO・地域人権みんなの会の賛助団体でもある岡山県人権連が主催するマスコミ懇談会。報道関係者9名が参加。22歳から定年間際の人もおられ、自己紹介で、それぞれが人権にかかわる認識などをはなされ、有意義な会でした。
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|07年08月20日 |中島 |
19日、午前中事務所で事務整理。午後からの革新岡山総会の発言準備と。午後1時30分から岡山市内の勤労者福祉センターで、革新岡山の会の総会。明石事務局長の資料準備のお手伝い。
総会は、今年度の方針案提起にもとづき討論。私から三門での革新懇結成とその後のとりくみを報告。そのなかに、小規模多機能型居宅介護事業所と地域組織が連携して住民の生活を守っていくことも大切にしていこうとしている、という内容もおりこんできました。最近、公の場での発言やいっぱい飲んだ時の会話で反省することが多いです。今回もいらないことも言ったような気がして、胸がすっきりしません。
記念講演は中富公一岡山大学教授の「自民党憲法草案のめざすもの」。現行の12条、13条の「公共の福祉」は「みんなの幸せ」ととらえ、自分で考え権利を行使する、という意味合い、それが改憲案の「公益及び公の秩序」になると、何が正しいのか国・権力が教えてあげるよ、という意味合いになる、という話が印象的でした。9条についても、前文とあわせ、平和を愛する諸国民に依拠する姿勢があるのかそうでないのか、その姿勢の反映でもある、とまとめられていました。個人主義の捉え方も含め、大いに参考になった学習会でした。
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|07年08月19日 |中島 |
18日、昼のほんの一時、ななくさに。これまで週20時間程度働いてきてくれた杉本さんが8月から週40時間程度の勤務になり、そのことに伴う健康保険証がNPO・地域人権みんなの会に届いたものを渡しに行きました。
パートで新しく8月から働いてくれている24歳の女性・河原さんがにこにことして頑張っています。この日から、ななくさ、を利用されている新しい方も、介護士の方のそばに座っています。まだ表情は硬いようですが、だんだん慣れてくるであろうと思われる雰囲気が全体にはあります。私の住む近所から利用されている利用者の方は、裏口からでてタバコで一服。暑いから熱中症にならないようにという会話を。この方、私の連れ合いには、職員の田中君が、この方の孫そっくりで、田中君がはじめて勤めに来たとき、なぜ孫がきたのかびっくりした、というような話をしていたと今朝聞きました。この方も、ななくさは日常生活の中でも大きな比重を占めているようです。
今日、19日は、平和・民主・革新をめざす岡山県の会の総会です。場違いのようですが、NPO・地域人権みんなの会が開催する9月22日の「認知症の人の人権と介護の視点・学習懇談会」とななくさのこと、少しでも広めてきたいと思います。
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