いまあらためて平等権を考える、県民講座
|07年08月22日 |中島 |
NPO・地域人権みんなの会の賛助団体である岡山県人権連主催の人権問題県民講座が山陽新聞社のさん太ホールで開催された。
岐阜大学教授の竹内章朗先生が講演。市民権と社会権を中心に能力の共同性という新たな理論的提起もしていただいた。市民権とは、自由に移動、購買などができる権利でありそれを妨げられないこと、社会権は、その市民権を行使する原資が保証されるという権利、だと紹介。この社会権を復興させる努力が求められていると強調されました。同時に、能力の共同性という考え方も社会権復興に大きな力になるのでは、という流れの講演でした。
集会を終えて、竹内先生と懇親。能力の共同性については、障害者問題の研究者の一部から、個人の発達という点を軽視している、という批判もある、という率直なお話なども聞かせていただきました。
自分なりに深めたいという気持ちが湧いた学習会でした。
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