年末の学習会
|11年12月26日 |中島 |
25日、朝11時ごろまで自宅で過ごします。居間は、池に面している南向きで、陽があたりこの時間帯が気持ちが良いのです。
事務所にいって少しの雑務。自宅から持ってきた巻き寿司で昼食を済ませて、歩いて岡山駅に。そして、市電にのって県立図書館まで。学びの広場が主催する、政治学から古事記を読み解く、連続講座の9回目。講師は、小畑・岡山大学名誉教授です。年末にもかかわらず35人ぐらい参加され教室は満員です。
制裁(sanction)のなかで秩序作りを行っている、という表現や内容がとても新鮮に聞こえます。3・11にかかわって「死の街」という表現が、大臣の発言に対しての非難がその意図は別にしても影響が広がり、たとえ地元の被災者で困難を極めている人でも「死の街」と言えなくなってしまっている、という指摘。仙石氏の、自衛隊は暴力装置、という発言、こういう表現は文書ではよくよくあること、でも国会の場で非難されてしまう。
要は、その指摘された人だけに対する制裁ではなく、社会をその方向に導こうとする結果を招く、ということに。「制裁は、効果的に発動される必要は必ずしもない。しばしば、賞罰への予想だけで、服従を確保するのに十分である」という内容が、人権擁護法案などと結びついて、想起されるのでした。
政治学と社会学、ほんのすこしの勉強も具体的に捉えることで楽しくもなります。
記事分類 NPO人権みんなの会記録 | コメント 0 »