胸のつかえがとれた、こころの健康署名運動
28日、雨の朝です。朝食をゆっくり自宅でいただき、事務所まで連れ合いに送ってもらいます。
雑務の後、届いた書類に目を通していきます。介護職員処遇改善交付金報告書を訂正して郵送の準備。昼前に、K末さん来館。原発災害を考えるための冊子を持参でした。
午後から、林病院近くの「一仙」で中華そばとおにぎり1個を。あわせて750円。いつもながら、スープが美味しいのです。
1時から、2011年度林友の会の総会です。記念講演は、氏家憲章さん。日本医労連の精神部会長をされている方、井の頭病院を定年退職されたばかりと言われます。「こころの健康政策構想会議と100万人署名運動」と題しての話です。こころの健康を守り推進する基本法の制定を求める請願書
講師は、国民の4人から5人に一人は生涯に一度は精神疾患にかかるという生涯罹患率、年間3万人以上の自殺者が生まれる背景、などを例に精神疾患は身近な問題となっている、と。
「こころの健康政策構想会議」が2010年4月1日、当時の長妻厚生労働大臣も出席して、90人の委員で発足したこと、その1/3は当事者と家族が占めていること、そして提言を大臣に提出したという画期的な動きを説明。しかし、菅内閣での変化のもと、構想実現会議と衣替えして、改革実現への運動を開始していると現状を報告されました。
当事者のニーズを把握、早期発見・早期治療、支援体制などの重要性も指摘しながら、精神保健医療改革の提言内容をわかりやすく解説してくれました。そして、精神病院が1978年に、フランコ・バザリア医師の提唱で、廃止されたイタリアの映画、「人生、ここにあり」を紹介されました。イタリア映画 人生、ここにあり
参加された家族の方が、胸につかえていたものがふぅととれた、人をいかす政策の実現にむけて頑張りたい、と述べていたのが印象的でした。
記事分類 NPO人権みんなの会記録 | コメント 0 »