岡山県自治体問題研究所、総会と記念講演
|18年06月17日 |中島 |
雑務。早くから、「はなだ屋」の大将、さぬきうどんの半生麺を持参してくれます。珈琲を落とし卵を半熟に茹でて、珈琲タイムの懇談です。
昼ご飯、残り物を温めてカレーライスです。岡山市役所付近の駐車場、24時間700円ですが、そこにタントを停めます。
勤労者福祉センターへ。岡山県自治体問題研究所の第47回総会です。高橋理事長が主催者あいさつ。岡山市の課題として、「地域活性化総合特区」に岡山市が認定されその一つとして介護保険成功報酬制度の導入がなされていて、デイサービス事業で評価された上位10までが奨励金を受給できるシステムとなっている、それは利用者さんたちからすれば「無理なリハビリの強要、利用する時点でのさびわけの対象」などの問題を生むのではないかと、はなされます。また、浅田訴訟の第1審判決にも言及されて、この二つに共通するのは、新自由主義にもとづく行政姿勢が福祉・介護のなかにも流れ込んできているのではと危惧する、と。
記念講演は、自治体問題研究所・理事長の岡田知弘さん(京都大学教授)。憲法と地方自治を生かす地域づくり、と題して2時間近く話してくれました。政権がどういう国づくり、誰のための国づくりを目指しているのか。経済界の狙っているもの。道州制と地方創生と地方自治の危機の関連性。公共サービスの産業化政策と行政の私物化。ターゲットは「社会保障サービスと地方行政サービス」。住民自治の基礎づくりの大切さ。科学的に将来を見通せる「地域学」やまち研活動の強化。などが柱でした。元気がでる学習となりました。
終えて、懇親会。次代を見据えて交流もさせてもらいました。
記事分類 NPO人権みんなの会記録 | コメント 0 »