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事例検討会

|17年12月21日 |中島 |

20日、水曜日。朝早くから目が覚めてしまいます。4時には起床、朝風呂をゆったり、そして真っ暗な池にパンを投げ入れてから、新事務所へ。

雑務。8時に、事業所リーフ政策担当者会議。あわせて4人会議。最終チェック、そして9時半に、タイム工芸の社長さん、来所。その内容などを示してテータも持って帰ってもらいます。

10時過ぎ、商工団体連合会の福木さん、来所。今月の銘酒2本を持参してくれました。その代金と、商工新聞の代金一年分をことづけます。税制改正の内容、年末の過ごし方、何かと話題になります。

残っている野菜などで、スープスパゲティをつくり、昼食です。

午後、岡山医療生協のコムコム会館へ。岡山市内民医連事業所地域包括ケア・連携会議の主催による「経済的事由などによる生活困難事例報告会」です。160数人の参加です。

高橋淳・岡山民医連会長から問題提起。健康の社会的決定要因について、WHO欧州委員会での資料などを参考に、さまざまな疾患と貧困、その関連を解き明かしていきます。

事例報告は8人。そのうちの一人として、みんなの家ななくさの住宅さんが最後に登場でした。「生活設計がなされていない低所得者支援」と題して、7分ほど。パワーポイントが追いつかない場面もありましたが、日常的に取り組んでいる、利用者さんによりそう介護事業所としての真価は伝わったようです。おおきな拍手でした。

その最後のふたコマの抜粋です。

今後の課題としては、

1.障害者であることでどうにか生活保護が受給できたケースです。それでも日常生活では生活費の余裕がない。・・・生活保護支給額を引き上げてほしい。

2.症候性てんかんの病気に不安がある為、緊急時の対応に苦慮している。・・・行政による緊急通報システムの対応を充実してほしい。

3.近所方との関係をどう対応していくか?後見人、民生委員と相談中。・・・地域の人たちも入ってもらいながらの日常的な権利擁護の体制づくり。

おわりに
この事例のように、一人暮らしで、生活設計がなされてなく認知症という病気を抱えている方を支えて行くには、地域包括、民生委員さんの力添え、成年後見制度の活用、福祉行政の充実、それと私たちの小規模多機能型の持つ、多機能を生かした取り組みを組み合わせての支援体制が必要だと感じました。

住み慣れた地域でその人らしく、いきいきと安心して暮らすには、地域に住む人々の力も必要です。その為には「みんなの家ななくさ」は、地域に出ていく機会を増やし、幅広く地域の人たちとの繋がりをもって、その人たちを支えていけるように 努めていきます。それこそがNPO法人地域人権みんなの会の本来的な目的でもあります。以上、報告を終わります。ご清聴ありがとうございました。

住宅さんと新事務所に帰り、しばし懇談。ホッとした様子です。また一つ、山を乗り越えていくのです。

記事分類 NPO人権みんなの会記録 | コメント 0 »

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