岡山の記憶 第9号
|07年03月26日 |中島 |
2日ほど前、標記の冊子が届きました。
発行は、岡山・十五年戦争資料センター。特集として、私の「国民学校」時代、新たな戦争への国民動員。そのほかに、岡山県9条の会、呼びかけ人の、永瀬隆さんと水野三重子さんのインタビューが載せられています。
また、特集では、先般人権岡山主催の人権と文化の夕べで、昔話をもとに講演された立石憲利さんが、「私が国民学校1,2年生のときおこなってきたきたこと」と題して寄稿されている。
立石さんは、すすきの穂を採りに行かされたことについて、後に調べると、救命胴衣につかわれた、と書いておられる。自らが学校に持っていったカボチャの葉柄の天日干しについても、フキと同じく食用にされた、と調べている。
子どものころ、おしつけられた行動に、大人になって疑問がわき、調べていくなかで事実に近づいていく、そして、戦争の総動員とは、こういうものであったと、感想を述べられている。
人権課題についても、後にきちんと史実が調べられるように、今日的努力が求められている、そんな思いで、読ませてもらいました。
この冊子、頒布価1000円、B5版、228頁、電話086-273-4068
記事分類 NPO人権みんなの会記録 | コメント 0 »