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県人権政策推進指針、第4次案に対して

|15年12月10日 |中島 |

9日、水曜日。朝、新事務所に。この日もレトルトのお粥さんを温めて朝食です。

雑務。午後の会議のために、第4次・県人権政策推進指針・素案を読み込んでいきます。途中、みんなの家ななくさの住宅さん来所。現段階でスタッフから届いている年末調整用の書類など持参です。まだ、マイナンバー「通知カード」が届いていない人も結構いる、との話に。

早めの昼食、前日に続いてイオンモールの6階に。やはりお粥さんで、生姜いりサムゲタンお粥、というもの。その大盛、それにミニ肉まんをつけてもらいます。3分がゆ程度なのでまだ食べたらない感じです。

新事務所にかえって、しばし休憩後、民主会館へ歩きます。県人権政策推進指針・素案に対する意見交流会です。小畑隆資先生にも参加いただきました。県人権連から吉岡事務局長が提案。指針の背景、理念、個別人権課題、全体を通して、などの柱でそれぞれ課題を提起でした。論議された主な点は、

基本的人権を保障する憲法の条文は、第1次、第2次指針で記載されていたように第4次で復活したが、すぐ、14条の平等権だけを中心にしか人権を語らない内容になっている。

行政が県民の人権を侵害しないというたちば、これ自体に触れていなくて、人権は私人間の「差別」問題、というレベルでの捉え方を意図的にして貫いている。

行政の役割についての記述も、一般職員レベルでの研修、日常業務時での人権を大切にしようという構えなどを説いてはいるが、そのトップたる人たちの人権にかかわる姿勢が示されていない。

県人権政策指針が策定されて15年経過するが、その中で県民の人権にどのように寄与したのか、その課題は何なのかが総括されていない中での新たな第4次指針の提案は空疎なものとなる。

分野別の同和問題の項での記述は、前回指針と変わらず、部落問題が実態として無くなっている段階の到達度を無視し、誘導的な県民意識調査での一部の結果を事案の背景としている点は、自己矛盾そのものと言える。

労働者の項の扱いも、労働者の人権を守るべき法規などを具体的に適用している取り組みなどは軽視され、記載の多くがパワハラなどの課題に集中しているなど偏りが歴然としている。それ以外にも、教育にかかわる課題なども出し合われました。

この指針・素案にたいするパブリックコメントの締切日は14日となっています。

夕方、みんなの家かるがもに走ります。12月度の事務局会議です。やはり、利用者さんのこと、その最善としての対応はどうなのか、などが話し合われたのでした。

記事分類 NPO人権みんなの会記録 | コメント 0 »

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