自助が基本、社会保障制度改革推進法案が急浮上
24日、日曜日、第2回目の「朝ごはんを食べる会」の日です。宣伝が行き届いていないのではと心配しながら会場の「みんなの会館」へ。花田親子が準備を始めたところ、あと数人が台所係りとしてやってきます。2升のご飯をガス釜で炊いて、あさりの味噌汁、温泉卵、塩鯖などがメイン。結局18人が参加でした。
朝ごはん会、沖縄からHさんが持ち帰った「琉球新報」の紙面が話題に。一面と裏の一面を合わせてオスプレイ配置反対集会の写真を掲載しています。その一方、原発再稼働反対で首相官邸を包囲した4万5千人の22日の集会や、当方も参加した23日の国民大集会などを大手マスコミは報道しないことに対して、話が及びます。
午後から、高島公民館に。障害者の生活と権利を守る岡山県連絡協議会(障岡連)の第39回総会です。今回から加入したという、岡山県精神障害者団体連合会の女性、そして倉敷市や総社市で障害をもつ子どたちの親として連携してとりくんでいる女性たち、この方々の発言は、障岡連への信頼と期待を示していました。
記念講演は、全国連絡協議会の事務局長の白沢仁さん。障害者施策をめぐる最新の情勢を詳しく話され、あくまで「基本合意」「骨格提言」に基づく総合福祉法の制定を求めていくことの大切さを強調されました。
白沢さんは、国民全体の社会保障を前進させなくては障害者施策も充実しない、とい観点から、急きょ浮上してきた「社会保障制度改革推進法」についても言及。法案骨子からして、まず自助で、それで出来なかったら保険の共助、公助は最後の最後、という「基本的考え方」は社会保障の財源は消費税分だけです、というものにも通じていると指摘。
そして、事実上自立支援法を廃止しなかった流れは、障害者福祉の介護保険への統合を狙っているからであり、その保険化は子ども子育てにかかわる分野にも適合させようとしていると指摘されていました。そして、たたかいは、生活実態上の課題をリアルに把握して世論化することが重要である、多くの社会保障推進団体との協働が求められていると結ばれました。
記事分類 NPO人権みんなの会記録 | コメント 0 »