ＮＰＯ組織も政治に無関心ではおられない

14日、公園の散歩は20分ほど。すぐに事務所に。

事務所で雑務。銀行に出向いて、現金を引き出します。銀行の窓口より中に座っているひとりの男性がなにも作業をしないでお客さんたちの動向を監視しているような感じ。こういう仕事も辛いお務めだろうなと思ってしまいます。事務所に帰り、かるがもスタッフの給与と賞与、個別の袋詰めです。

県人権連の事務局会議。第8回地域人権問題全国研究集会への参加者集約表も出されます。事務局メンバーが事実関係を確認し意思統一しておかなくてはならない課題もあったのでお昼も過ぎての会議になりました。簡単に食べれる、丸亀製麺でＹ君とお昼をすませます。

この日は、ＮＰＯ地域人権みんなの会の通常総会。設立して10周年にあたる総会です。当時を思い起こすと、漠然ながらも法人格を取得することが福祉活動に寄与すること結び付けれるのでは、という観点がありました。だからこそ、障害者団体の吉野一正先生、民主医療機関連合会の三戸さんに理事にと呼びかけたのです。お二人は快諾してくれて今も理事を務めてくれています。当時の私たちの運動に対してふれあう機会が多々あって理解をしてくれていたこと、運動自体がすでに地域を主体に住民の命と暮らしを守るために、人権と民主主義の確立にむけて方向性を確立しつつあったなかで、その運動の姿勢と将来展望からして快諾を得られたのだと思っています。

総会は、会員52人中、22人の参加、委任状15人でした。小規模多機能型ホーム・ななくさの、利用者さんの住居を確保して最後まで居宅で過ごされる支援を覚悟した内容は参加者の皆さんに共感を与えていました。障岡連会長の吉田さんは、そのアパート代はいくらですか、と問いかけられるなど、これからの自らの人生と重ね合わせて思案されていました。地域で高齢化、一人暮らしが進んで買い物自体に苦労している、子どもが本当に少なくなった、などの地域実情も報告され、「街づくり」の先進地を視察するなど研究を進めてはどうか、という意見も出されました。

14日の昼に、石井知事が今秋の知事選に出馬しないと議会で答えたことが話題にもなりました。税と社会保障一体改革の問題も国政が人権を大切にしようとしいるかどうか重要なポイントだとして捉えた話もありました。障害者医療費負担の1000円が払えないか、と要請にいった障害者人たちの前で臆面もなく述べた県庁幹部の人のことも話題になりました。ＮＰＯとして政治的中立を厳守するということは、政治に無関心でいてよい、ということではないという観点で論議がすすめられ、総会自体は、定款改正も含めて、全員一致で採択されました。

終えて、愛車タントを走らせて、県労会議議長などと県政のことで話し合いでした。