|07年11月8日 |中島 |
7日の水曜日、小沢民主党首の辞意撤回により、寄稿文書の訂正。まさかこうも簡単に前言を翻すとは・・・。昼にNPO・地域人権みんなの会理事の三戸さんと空き店舗探し。駅前より少し離れたエリアでは家賃は一坪1万円が相場のよう。帰ってきてから高橋税理事務所へ、税務署から送られてきた年末調整書類を持参。夜は地元の「みんなの会館」の留守番。水曜日は生活相談日にしている。
生活保護問題で地元住民から相談が多いことを聞いた。よくよく本人のことを聞いて整理して、正確にまた本人の立場で行政担当者に伝えることが重要な事案が多いようです。
最近、社会福祉にかかわる講演、唐鎌さん、井上さん、都留さんの話を連続的に聞く機会があり、その源流が小川政亮氏にあるということを知りました。大月書店発行の小川政亮著作集8巻がいまなら割引だと聞いて、民主会館で購入してもらいました。付随してある小さな「刊行によせて」が面白い。都留さんなどの思いでも読み応えがありました。
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|07年11月7日 |中島 |
6日、午後から島津副知事と会見。NPOが人権にかかわる学習会を行うことに対する県の補助事業を予算化したこと、また私たちで紹介し提起した映画「ヘレンケラーてしってますか」「新・厚い壁」などを県として上映会を企画するなど、県民の視点で人権を捉え考える姿勢が反映している、その進展に感謝の意を伝えてきました。ひきつづき、公平性、透明性、公益性などをもとに、県民にとって意義ある諸活動を展開している県内の自主的な研究、運動などの組織への援助がすすむよう、お願いしてきました。
夜は県AALAの幹事会。20日の総会に向けた論議。代表委員のお一人、石井淳平さんから自分で育てたぶどう、参加者がひとふさづついただきました。マスカットとピオーネをかけた、安芸という品種で、歯ごたえがあり、美味しいかったのです。すぐに食べてしまって、写真を撮ることを忘れていました。
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|07年11月6日 |中島 |
5日の夜は、岡山県社会保障推進協議会主催の後期高齢者医療制度の学習会が民主会館で開かれました。講師の一人、民医連の滝野氏は、郵政選挙で小泉自民党が圧勝したのちに立案され、06年6月に「医療制度改革関連法」が可決されたことにより、後期高齢者医療制度も組み立てられてきたと、その背景を説明。
岡山県後期高齢者医療広域連合の議員をつとめる倉敷市議会議員・田辺氏は、制度の内容と、年金額に伴う岡山県後期高齢者医療費保険料の算出の仕方も説明。国保料金との差額、国保会計が厳しくなってくる、という点からも問題点を指摘しました。岡山県社会保障推進協議会が7月に岡山県後期高齢者医療広域連合に提出した請願書、保険料負担者の過重負担にならないように保険料を設定すること、などが趣旨採択されたこと、さらに活用が求められていること、などを指摘しました。
岡山医療生協のメディカル・ソーシャルワーカーの米田氏は、岡山市の後期高齢者は7万人。年金額が1.5万円以下で保険料を天引きでなく普通徴収される対象は10%、約7千人もいる実態からして、貧困化がすすむ状態での制度改悪、特に資格証の強制的発行の問題を指摘しました。
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|07年11月5日 |中島 |
11月3日は、日本国憲法が公布されて61年。岡山大学を会場に、「11.3憲法公布祈念のつどい」が開催され、100名余りが参加しました。記念講演は元外務省官僚で現在広島市立大学広島平和研究所所長をされている、浅井基文さん。演題は「戦争と平和 ー国際社会の中における日本の役割ー」。浅井さんは、テロ特措法や新法について、「給油活動は、集団的自衛権云々という以前に、国際法上は武力行使の一環とみなされている。憲法違反である」と強調。そして、適用されている地理的範囲についても、給油中は戦闘が起こらない時に行うことが当たり前で、いったん給油が終えると直ちに戦闘態勢にはいれる、だから「戦闘地域」「非戦闘地域」という概念はいい加減なものである、と説明。また、民主党小沢流の国連主義にかかわって、正規の警察(国連の集団的措置)では取り締まる能力が無いから、暴力団(たとえばNATO主体の国際治安部隊)に取締りを白紙委任するようなもの、と批判。
福田政権は、60%の国民世論が新法に支持を示したときは、衆院での再議決を図ろうとたくらんでいる、と警鐘。私たちには、「軍事力でないタフな平和観」をもって行動することが大切であるとしめくくりました。
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|07年11月4日 |トモ子 |
丁度、おやつの時間に思いもかけない懐かしい人が、家の庭で採れたと言って箱にいっぱいみずみずしく熟れたいちじくを持って来てくださいました。それを見たすぐGさんは顔満面に笑顔を見せ「うわ-嬉しい”と、すぐに手に取り洗うのも待てずに皮を剥き始めました。「洗わなければ?と言う職員に「こんな物は洗わないほうが美味しいの」と本当に美味しそうに二つもペロリと食べてしまいました。ちなみに彼女のお歳は89歳です。何時もは、上品に小鳥のように食べられているGさんですが子供のころよく食べていたこのいちじくにどんな郷愁を感じたのでしょうか
砂田さん、いちじく本当にありがとうございました。入院中のお母様のお元気だった時の事を思い出しながら職員も美味しくいただきました。お母様もいちじくお好きだった?。
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|07年11月3日 |中島 |
2日は、人権岡山主催の研究集会。都留民子・広島県立大学教授の講演がメインでした。都留さんは、イギリス、フランスの医療・福祉、教育の充実と日本の現状を比較しながら、社会保障の土台は「どのような考えをもつか」という思想にある、決して財源問題ではない、と強調されました。映画「シッコ」を紹介しながら、同じ資本主義国でありながら、医療費、教育費が無償のイギリスなどのヨーロッパと米国の違いについて、自由主義レジームの米国、社会民主主義レジームの北欧、保守主義レジームの独・仏、の違いを例に、資本主義万歳なのか?、という論議が深まってきていると世界的な動向を説明。日本の財力は、十分社会保障へ充当できる力があること、富める者からの税のあり方、消費税でまかなおうとする姿勢を厳しく批判しました。
夜は、oniビジョン争議を支援する共闘会議の結成総会に参加。労働者が多数参加していました。労働局がoniビジョンに対して偽装請負の是正を指導したら、oniビジョンがその派遣しているシナジーという会社との契約を解除してきて、その労働者が失職する憂き目にあっている、という問題です。ここまでに至る経緯には、会社内の指導権争いなどもあるようですが、労働者の立場に立っていないことは明白です。
oniビジョンを構成するものは、山陽新聞、岡山市、中国銀行など50を超える団体・企業などです。これらの社会的責任は大きなものがあります。公的な放送を担う会社としてのコンプライアンスを遵守させていくことは、他の労働者との権利とも関連してきます。県民的な支援が勝ち取れるよう、頑張りたいものです。
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