憲法公布61周年
|07年11月5日 |中島 |
11月3日は、日本国憲法が公布されて61年。岡山大学を会場に、「11.3憲法公布祈念のつどい」が開催され、100名余りが参加しました。記念講演は元外務省官僚で現在広島市立大学広島平和研究所所長をされている、浅井基文さん。演題は「戦争と平和 ー国際社会の中における日本の役割ー」。浅井さんは、テロ特措法や新法について、「給油活動は、集団的自衛権云々という以前に、国際法上は武力行使の一環とみなされている。憲法違反である」と強調。そして、適用されている地理的範囲についても、給油中は戦闘が起こらない時に行うことが当たり前で、いったん給油が終えると直ちに戦闘態勢にはいれる、だから「戦闘地域」「非戦闘地域」という概念はいい加減なものである、と説明。また、民主党小沢流の国連主義にかかわって、正規の警察(国連の集団的措置)では取り締まる能力が無いから、暴力団(たとえばNATO主体の国際治安部隊)に取締りを白紙委任するようなもの、と批判。
福田政権は、60%の国民世論が新法に支持を示したときは、衆院での再議決を図ろうとたくらんでいる、と警鐘。私たちには、「軍事力でないタフな平和観」をもって行動することが大切であるとしめくくりました。
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