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介護保険20年、まさに寄り添う介護保障を

|20年12月6日 |中島 |

2013/12/ 6 14:02

5日、土曜日。朝、いつものように朝風呂で身支度。池の鯉たちにパンをあげてから新事務所へ。

雑務。みんなの家ななくさの住宅さん、来所。この日午後からの学習集会への参加にかかわって少し相談も。

早めに昼食。西崎食堂へ歩いて、小ごはんと豚汁、鯖の煮付けとヒジキ、いわゆる「内臓脂肪型肥満」対策の食事ですが、おいしくいただきます。

愛車タントで北区春日町の勤労者福祉センターへ。NPO法人地域人権みんなの会主催の「2020年度あなたとともに考える学習集会・・・・介護保険20年、まさに寄り添う介護保障を・・・・・」です。5階の体育集会室が会場。7人の事務局が手分けして、3人かけの机に一人が座れるように配置。換気扇でずーと換気、机はもちろん椅子も含めて消毒、入り口で体温測定、体調管理の用紙に記入もしてもらう、途中休憩を入れる、マイクは人が変わるたびに消毒、などを徹底でした。

講師は、社会福祉法人岡山中央福祉会の理事長、井場哲也さん。「介護保険20年を検証する」と題してパワーポイントを使いながら65分、話してくれました。介護保険制度創設の理念といわれた、1.介護の社会化、2.自らがサービスを選択、3.医療・介護・福祉制度の一元化、4.予防とリハビリテーションの重視で高齢者の自律を支援、5.在宅ケアの推進、6.平等な費用負担、7.民間活力の導入で介護基盤の整備、この7点に基づいて20年後の今はどう変化したかを具体的に話されます。

進んだのは、民間活力の導入による介護基盤整備だけと講師は評価。2019年度の介護企業売上ランキング、ニチイが1537億円、そんぽホールディングスが1344億円、つづいてベネッセ、ツクイ、セコムなどと続きます。新型コロナの影響で今年だけで118件が倒産、特徴はほぼ従業員が10名未満の事業所だといいます。そういう状況で地方は衰退の一途にある、だからこそ「介護保険制度だけでなく社会保障制度の抜本的改善」が必要だと強調されました。

小規模多機能型居宅介護事業所のみんなの家ななくさの花田看護師が「介護度が高い人を在宅で支えていくこと」、みえさんちの家の介護支援専門員の荻野さんが「制度だけでは支えきれない・・・自覚と自立を共に考える・・・・」、特別養護老人ホーム穂香の里の介護主任の竹田さんから「法人の方針をもとに事業所独自でとりくんだもの」の報告をしてもらいました。まさに利用者さんに寄り添う姿勢、個人的なものから組織的なものに昇華して、その実践を通してすべての利用者さんにより良い介護と生活支援を提供できることに結びつけるとりくみに、会場一いっぱいになった48人の参加された方々の共感が寄せられました。

記事分類 NPO人権みんなの会記録 | コメント 0 »

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