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土・日、連続して学習会

|18年08月27日 |中島 |

25日、土曜日。

午後から県革新懇の36回総会。小畑隆資先生が「新しい市民運動の発展と連合政府への道・・・革新懇の役割を考える」と題して記念講演。県革新懇総会への参加を呼び掛けた文の要点を整理されます。千数百字程度の分量で全体を著すための努力、いまこれが大事だと。その中の、「安倍政治の下で破壊された政治基盤を再構築するために安倍政権を倒し」という、その政治基盤はなにか、それは日本国憲法だと。

そして総会議案から、1現状認識、2.課題設定、3.模索と探究、4.革新懇の基本的特徴、5.岡山での「市民と野党の共闘」を柱にしていること、その岡山での共闘について、「市民連合」と「おかやまいっぽん」のとりくみ、闘いの経緯をその基調と独自性をあわせて説明。

そのなかで、「市民とは主権者、それは憲法を制定した者」、「立憲主義の目的は個人の尊厳の擁護」、「文章としての憲法を生きた憲法として政治に」、「擬似政権交代でなく、新しい政治の確立」、「市民の政策提案が今こそ大切」、「日常と政治をつなぐ」、「市民と市民、市民と政党、政党と政党、をつなぐ要」になる。革新懇は、広く市民にその役割をはたすことが求められているのではないか、と話されました。

 

26日、日曜日。

午後から、「岡山肢体障害者の会」の主催の学習会に。「障害者等社会的困難のある人の人権を考える学習会」、勤労者福祉センターで開かれました。

金沢からこられた井上英夫先生は、「社会保障とはなにか、守り発展させるためには」と題して講演。朝日訴訟の朝日茂さんの津山のお墓には憲法25条がほられているという人間裁判の話から小川政亮(おがわ・まさあき)先生の「権利としての社会保障」論のこと、そして恩恵から権利へ、そして人権へと社会保障発展の歴史を話されます。権利には契約、法律が背景にあり、契約の場合それができない人たちにとって人権保障たるものにならない、介護保険なども当事者間での契約であり、個人によっては権利を保障するというものにならないものである、と話されます。自助・共助・公助論は社会保障ではないレベルの捉え方、それに惑わされないように、と釘を刺します。

2016年7月26日の津久井やまゆり園でおきた障害者殺傷事件について話されます。人間一人ひとりの命の重たさ、それを薄めさせてきている政治、たとえは札幌市や大阪での姉妹、あるいは母子餓死事件、生活保護者へのバッシング事件、それらから見えてくる恩恵主義と劣等処遇、社会からの刻印(スティグマ)などの問題を話されます。

人権の砦として、医療・福祉・介護の施設があり、人権を守るべき公務員としてのありようなどにも言及されました。浅田訴訟についても、一審判決の勝利を讃えながら、憲法、人権に対応してその文言が入っているのではないが、それぞれ様々な人権闘争が背景にあっての判決内容だ、今後さらにその点を深めることが必要ではないか、と話されました。

記事分類 NPO人権みんなの会記録 | コメント 0 »

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