弁護士会、憲法記念県民集会

６日、土曜日。朝、新事務所へ。

雑務。みんなの家ななくさの住宅さん、来所。子どもの日の孫たちとの過ごし方、そして親のことなども話題です。

この日は頑張って、NPO法人地域人権みんなの会の、本部会計の２０１６年度決算、貸借対照表・財産目録を仕上げます。税理士事務所にまずは送るものです。

成年後見制度で保佐しているMさんから電話が数回届きます。前日持って行った梅干を６つ食べた、といいます。食べ過ぎじゃないの、と話します。いったん切れた後またかかってきた電話で塩分が気になると言うので、一日２つまでに、などとまた話すのでした。

７日、日曜日。朝、俳句番組を楽しみます。

新事務所に。雑務。みんなの家ななくさの住宅さん、来所。岡山市に提出する体制届に法人印を押印。介護福祉士をめざす人たちへの研修のことなど、その書類整備の準備も話し合います。

山陽新聞社のさん太ホールへ。その前に、近くのラーメン屋さんへ。豚骨スープで太麺、野菜たっぷり、分厚いチャーシューが３枚も入っていて６５０円。美味しいですが、食べきれないのです。さん太ホールは、岡山弁護士会の憲法週間の学習会。満員でロビーまで人はあふれています。３日の憲法集会にも一緒に参加したYさん、そのYさんの隣があいていてラッキーでした。すぐ前には、岡崎たえこさんと盲導犬のリーアムも。

報道ステーションでおなじみの木村草太さんが、「憲法視点から見たマイノリティ」問題、と題して記念講演。1.人権とは何か、2.人権の歴史・・・アメリカの平等権と差別されない権利、3.「自由・平等」から「差別されない権利」へ、4.人権問題のこれから、と柱づけて話されていきます。

差別には、1.人間の類型に向けられた蔑視感情(に起因する行為)　2.特定類型の人間が「人間の枠」から排除された状態、があると話されます。そして2.のほうが1.より深刻である、とも。一人ひとりの人間の状況にいかにして想像力を働かせるのか、が重要だ、とまとめられました。

続いて、「マイノリティにおける当事者研究から見えた差別解消の道筋」と題して、脳性まひで小児科医の熊谷晋一郎さん、アスペルガー症候群当事者の綾屋紗月さんのお二人が報告と討論です。熊谷さんは、脳性まひを「自由度の低いつながり過ぎの身体」、綾屋さんの場合を「自由度の高いつながらな過ぎの身体」と説明。身体内外からたくさんの刺激やそれにまつわる記憶が等しくひきだされてしまうために、意味や行動をまとめあげるのがゆっくりな状態、と綾屋さんのケースを話します。障害の医学的モデル、障害の社会モデルを説明され、個人の問題と社会問題の混同、個人と社会の歩み寄り、という視点でまとめられました。

夕方、玉野市の港へ。釣りクラブ例会です。渡船で渡った波止の上、風が強くてみんな苦戦でした。