天海訴訟、東京高裁第4回口頭弁論
7月1日、金曜日。5時前に起床。
6時過ぎに新事務所へ。スタッフニュース№13.2022.07.01を仕上げて、とりあえずみんなの家かるがものスタッフさん用に17枚印刷。印刷物をとりにだんだんにおりて、この日は、ななくさ、だんだんの開設記念日ですよ、と話します。
この日、みんなの家かるがもスタッフのおひとり、Mさんが入職して10年を迎えました。表彰状などを携えてかるがもに走ります。10時半、利用者さんたちに囲まれたMさんに、表彰状を読み上げて手渡します。利用者さんたちは、よかったねと大きな拍手をしてくれました。
帰り道、改装なったシャトレーゼに立ち寄り、洋菓子を手に入れます。
新事務所に帰り、スパゲッティナポリタンをつくり昼ごはんです。
午後、「天海訴訟を支援する会」の東京高裁第4回口頭弁論の報告集会にzoom参加。浅田達雄さんもオンライン参加されてました。「65 歳を迎えた障害者が支援なしに生活が成り立たないことをわかっていて、要介護申請をしないことを理由に従来の福祉サービスを打ち切るのはおかしい」と千葉市を訴えた天海訴訟。障害者福祉サービスの継続申請を「不適法として却下することができる」とした2021年 5 月 18 日の千葉地裁判決は不当だとして控訴した天海正克さんの第4回口頭弁論でした。
報告集会で、弁護士さんたちがこの日の概要を、質問に対しての返答も含めて報告。介護保険では住民税非課税世帯でも、月に15000円の利用料を支払わなければならないが、障害者総合支援法では非課税世帯は自己負担が0円。この制度設計の違いの現実を裁判所側も認めたうえで、控訴人側にそのことが控訴理由の対象としているのか、という問いかけがあった。このことにかかわって準備書面6を提出していく。障害者自立支援法違憲訴訟弁護団事務局長の藤岡毅さんを証人として申請したが認められなかった。これは最初の準備書面で裁判官が十分としたとも受け止めることもできるが、予断は許されない。準備書面5と天海さんの日常生活をヘルプする映像をうつして裁判官に視聴してもらった。次回第5回口頭弁論は10月14日、これが結審になり、12月か来年1月が判決の予定ではないか、などと。
京都の障害者運動をされているMさんは、65歳になっても介護保険を申請しなかった、京都市の担当者に浅田訴訟判決のことを伝えたらひきつづき障害者総合支援法の福祉サービスを受けることになった、と報告。地元千葉市の方たちからも現状が話されていました。浅田訴訟判決がまだ一部の人たちだとしても、権利として要求する人たちには生かされていることを実感しました。
記事分類 NPO人権みんなの会記録 | コメント 0 »