映画・あん

11日、水曜日。朝、新事務所に。コンビニ周りを散歩です。近くの農園、野菜をうえている様子もなく、農園でなくなるのかという感じ。さみしい雰囲気です。

雑務。林友の会の機関紙、「心のひろば」のコラム、560字程度の原稿を仕上げてメールで送信です。みんなの家ななくさの住宅さん、4月分の会計綴りを持参してくれて懇談です。明石さん、来所。平和新聞の特集記事、「市民が一体となった「新しい選挙」を」のコピー等を持参してくれて懇談です。

後見しているYさん、邑久町の施設で生活していますが、そのYさんが欲しがっていたお菓子を買いに敷島堂に。サブレを二箱、送るように手配です。

昼前に歩いて岡山駅方面へ。まずは「いらっしゃい亭」へ。いつもはオムライスをいただきます。そしてこの日のまわりのお客さんたちも総じてオムライスを食べています。今日は決意して、念願のハンバーグをいただきます。時間大丈夫ですか、と問いかけられますが、はい、と。しばしまちます。お待ちどうさまと手渡された料理、皿の上が野菜とハンバーグ、それにルーの色合いが綺麗なのです。味は、上品なハンバーグにデミグラスソースがぴったりでした。

会計を済ませて、いそいでママカリフォーラムへ。岡山市主催の憲法週間・市民のつどい、です。映画・あん、をみたかったのです。原作・ドリアン助川　監督・河瀬直美、出演・樹木希林、永瀬正敏、内田伽羅、浅田美代子、市原悦子　さんたちです。　ハンセン氏病元患者がどら焼き屋で働くことを通じて起こる人の動きが物語になっています。

元患者役の樹木希林さんが素敵です。生きていくことの根源みたいなところを、それもおぽろげにしかし演じ切るという感じでした。原作者のドリアン助川さんは、なぜ2015年のこの時期に上映活動が活発になったのかを聞かれて、以下のように答えているホームページを見つけました。

NYでマンハッタンに住んでいて、2001年9月11日の同時多発テロを目の前で見たんですよ。アメリカがどう戦争に向かっていくか、つぶさに見た。アフガンやイラクに行く連中を、ブッシュ（大統領）は「選良」と呼んだ。良き市民が正義、自由のために勇敢に戦うと。日本でも「社会のために」がいつ「国家のために」「役に立つ、これが正義」となるかわからない。もう寸前まで来ていますよ。たかだか100年の人生で、誰のものでもない小さな島のために命を捨ててどうしますか。そんなところが伝わっているのかもしれませんね。

企画した岡山市のみなさんに、素敵な映画を紹介してもらって感謝でした。