弾圧目的を無にさせるために

20日、日曜日。早朝の配りものを済ませて、自宅で白いご飯の朝ごはんをいただきます。

歩いて新事務所に。雑務。さあ、やってしまうぞと気合を入れてパソコンに。後見しているNさんの1年目報告書、裁判所に提出するもの作成です。

昼ご飯は、乾麺を湯がして、熱いうどんをつくります。

午後、林病院内の、ひまわりホールへ。治安維持法犠牲者国賠同盟岡山県本部などが主催した学習会に参加です。講師は則武透弁護士。「倉敷民商弾圧事件から見えてくるもの」というタイトルです。

弾圧の定義、そしてその政治目的、具体的な強制力による攻撃内容などに触れながら、弾圧事件とはどういうものかを話されていきます。戦前・戦後の弾圧事件の歴史も概観しながら、今回の倉敷民商の事件の内容、公判の到達点、そして問題の核心などに入っていきます。戦前の戦費調達を念頭に制定された税務代理士法をもとに1951年に制定された今の税理士法が、今日社会との矛盾を大きく呈している状況を話されます。

憲法の保障する、国民の基本的人権を具体的にまもるものとしての法の在り方にも言及されていきました。私たちの運動が、権力としての弾圧の政治目的を無にさせていく力になる、それこそが社会正義ではないか、と聞こえる話でした。当時の岡山市の全解連が1980年、86年に受けた弾圧事件も頭のなかに思い出しながら、その闘いの意義を思い起こします。

4時前に学習会は終えました。この日は、快晴。瀬戸内市の海に走りますが、風が強くて釣りは断念です。新しい釣り場を探してみるかと、陽が明るいうちに海岸線をうねうねと走ります。岡山市と隣接する小さな港を視察でした。夜になったら、メバルがいっぱいいるんではないか、と波止から海面を見下ろしながら、楽しい想像で脳をリフレッシュです。