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不当処分撤回訴訟の判決

|12年09月20日 |中島 |

19日、朝は大供付近まで歩きます。革靴をはいての徒歩、汗が滲み出ます。途中ここからでもタクシーに乗ろうかと少し弱気になったりしながら約50分、駐車場まで歩き通しました。

事務所で雑務。明石さん来館。同じ時間帯に社会保険労務士のH氏も。所定の契約用紙などを作成します。二人が帰られてから、ななくさ会議の資料を作成。

      報告集会

午後から岡山地裁に。2009年11月に「公務員の信用失墜行為」にあたるとして懲戒免職処分にされたAさんの処分取り消しの裁判の判決があり、傍聴させてもらいました。48人が入れる202号法廷、満席で入れない人たちが大勢いました。初めてで、突如に傍聴させてもらって良いものか少し迷いも生まれます。判決は2分ほど。Aさんの処分は取り消す、賠償は棄却。父親のBさんの訴え、処分取り消し、賠償、どちらも棄却というもの。

報告集会にも参加させてもらいます。清水弁護士から、当局が信用失墜行為とした行為を裁判所は「差別意識はない、外形的に見て差別行為ではない」と判断している、と評価。しかし、当時の責任者や公平委員会が誤った判断をしたことを「過失があったとはいえない」としている判決である、と説明されました。

多くの若者が参加されていました。働く仲間、互いに人生を築いてきた友達として、あたたかい言葉で激励しているその発言が胸に沁みるのです。

事務所に帰ると、中元輝夫さんが著書「海に墓標を」で賞を受けること、その通知中元輝夫さんに届いた表彰式への案内が来た、と嬉しそうに持ってこられます。テンションも高くなります。

事務所に、自治労連委員長の花田さんから判決文をファックスで送ってきてくれました。そうするうちに、元委員長の妹尾さんが持参してくれました。少し判決内容で懇談です。測れもできない「意識」を処分対象にすること自体が問題ではないか、などと。

夕方から、ななくさに。この日は9月度の6人会議。要介護3の利用者さん一人が入院されただけで、前月と比べて20数万円の収入減になっている現状、新しく利用され始めたFさんの自宅をとりまく環境なども話題に。宿泊利用のGさん、目の前のアパート暮らしの利用者Uさんたちが織りなす会話も、楽しく受けとめられる会議でした。

記事分類 NPO人権みんなの会記録 | コメント 0 »

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