楽しく話されます、布川事件の桜井さん
|11年09月5日 |中島 |
4日、台風がいつ通り過ぎたのか、朝は静かでした。少しだけ公園周りの散歩。そして、事務所に。
人権連の県連と岡山市段階の組織、人権岡山との合同3役会議です。目的は、近い将来の組織を考えて要求を事業化する具体的手立てについてです。
この数年来の財政、数年後の組織財政なども検討のおおきな柱です。どういう事業が考えられるかということでは、小規模多機能型居宅介護事業所 デイサービス 高齢者住宅 福祉輸送 保育園 給食サービス 成年後見人制度受任 などを検討しました。
2013年度から事業開始を目標とするなら、2011年度に構想をまとめつつ、2012年度中に事業所自体を完成させる、その工程で準備をはかることにしました。
午後は、旧・労金ビルに。44年ぶりに「再審」無罪を勝ち取った布川事件のお二人の内、桜井昌司さんが来岡。なぜ自白させられたのか、警察の証拠のデッチアゲ、検察の証拠隠しの体質、など体験を具体的に話されます。その話プリ、明るいのです。社会の人が被告人たちをどうみているのか、権力がその社会の視線をうまく利用していること、現在の無罪になった立場への社会的評価なども客観的にきちんと押さえられていて、29年間の刑務所暮らしでの、本人が言う、そこの暮らしをまじめに楽しくしてきた成果が話から見てとれました。
また、無罪を勝ち得たのは国民救援会の人々など人間としてのボランティア精神、惻隠の心だ、と強調されていました。
夕方、用事があって奉還町へ。かつて飲み屋であった空家の家賃を聞いたら、月に15万円。何人かで運営して、新たな居場所、たまり場として活用できないか、思案するのでした。
記事分類 NPO人権みんなの会記録 | コメント 0 »