建国記念の日、守安先生
|09年02月12日 |中島 |
11日、例年なら「建国記念の日を考える県民の集い」の日ですが、今年は中止。たまたまだけれども、そこに集まる大勢の人々が守安先生の葬儀に参加されていました。弟さんの話では、リンパ腫と分かって以来も、もう20年は大丈夫と言っていたようです。遺影は、先生らしく半袖のシャツにチョッキ、帽子をかぶって少し斜めを見通しているような顔でした。
事務所に帰り、京都研究所への原稿整理。9月に石岡さんも参加してもらったシンポについて。1970年に開いた岡山の林野高校での研究集会について
「歴史学者の高橋?一先生が記念講演をされて、矢田問題を通じて、それは分裂の理論であって排除の理論であると言われた。お前、差別しただろうと、人を排除していった人を分裂させていく、そういう考え方が基本にあるという。本当の解放理論というのは、連帯に基づくものになると。例えば、不十分な発言をしたり差別的な行為をしたら、それは間違いであるということで、話し合いのきっかけにしていくべきであるという、そういうような中身のことを言われたと思うのです。私はそれを聞いてほっとしたというか、これでやれるというか、そんな感じを持ちました」という発言をメインにしてまとめました。
40年も前から整理されてきた理論、人に人たる勇気をもたせる連帯の思想、これを定着させるには、もっともっと運動が必要、と感じるのです。
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