言論・表現の自由、継承センター
|14年01月26日 |中島 |
23日、全国人権連が開催した「人権と部落問題セミナー」。
上智大学文学部教の田島泰彦教授が秘密保護法の背景などについて話されました。マスコミ、国民の言論・表現の自由を規制し、警察などの秘密の管理を強化する動きが顕著になってきている、と警告。また、「人権委員会設置法案」について、法務省の姿勢は引き続き成立を狙っているとして、報道機関の規制を外したように言われるが実質の内容はそれらを含めた言論・表現の自由を侵害する内容である、と批判されていました。
続いて、日本原水爆被害者団体協議会の木戸季市事務局次長が、漫画「はだしのゲン」の学校図書からの排除、これを撤回させた運動について報告されました。また、被爆者の現状、被団協の核兵器廃絶と国家補償を求める58年にわたる運動、ノーモア・ヒバクシャ記憶遺産の継承センターの構想なども話されました。
参加者から、ヘイト・スピーチの法的規制はどう捉えるべきか、現政権の構想はどういう国づくりなのか、黒い雨の地域での被ばく認定の運動についてなどの質問もありました。ともに平和と人権、民主主義の実現をという思いになります。
記事分類 NPO人権みんなの会記録 | コメント 0 »