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第9回地域人権問題研究集会、北九州市で開催

|13年10月14日 |中島 |

 シンポジウム、二宮厚美さんと渡辺治さん

10月、11日(土)と12日(日)は、全国人権連と福岡県実行委員会主催の、第9回地域人権問題全国研究集会が北九州市立大学を会場に開催されました。

11日、朝早く、小倉駅のホテルで目覚めます。6時半からのバイキングで朝食をお腹いっぱいいただきます。そして、モノレールで競馬場前まで。その対面が大学なのです。地元の要員の皆さんも早くから参加してくれています。まずは、資料の封筒づめ。そして受付の準備と会場内の壇上整備などが並行して行われます。10時半には、早めの昼食弁当が出され、開会前の緊張感がだんだん高まってきます。

会場の体育館、12時30分からは、創作太鼓集団「夢限太鼓」の演奏が始まります。20年前に結成され、若松を中心に北九州全域で活躍されているようです。そして、開会行事が1時から。主催者あいさつ、来賓あいさつが続きます。メインは、シンポジウム「いつまでも住み続けられ、平和で人間らしく、幸福に暮らせる地域社会実現のために」。渡辺治・一橋大学名誉教授と二宮厚美・神戸大学名誉教授が報告され、会場からの質問に答えていきます。コーディネーターは地元実行委員長をしてくれた三輪俊和・北九州市立大学名誉教授です。

国民の権利をまもり発展させるために一点共同が広がる条件が生まれている。良心的な保守層、特に地域の保守のリーダーの方との共同は広がりを持って展開されつつある。地域でその共同は、点ではなく線になり、面になっていく可能性を秘めている。そして、住民の立場からの対案が必要、などと述べられていました。

13日は、9つの分科会が設定されました。当方は、第1分科会、「暮らしやすい地域づくり」に。県教育委員会でお世話になった方が、今も自治体の啓発担当として奮闘されているようですが、この分科会に参加。人権の課題も地域と大いに関連している、という思いで参加したんです、と話してくれました。山陽新聞社の記者の方も参加してくれていました。メインは、井上英夫・金沢大学名誉教授の「平和的生存権と住み続ける権利」の報告。岡山県、神戸市の人権連からも報告がされました。

井上さんは、人権尊重、というより、人権保障、という立場で話を紡ぎます。住み続けるための公的な保障の課題を追及していきます。自助、共助、公助、という劣等処遇的なものでなく、保障が大切なのです、と強調されました。

終えて、岡山のメンバーと旦過市場を歩きますが、日曜日なので休みのお店が多いのでした。辛子明太子を買って、魚料理のお店で昼食を摂って、新幹線で帰ってきました。備前三門駅に着いたのが4時ごろ。新事務所に帰って、熱い紅茶で一服でした。

来年の第10回地域人権問題研究集会は、10月11日、12日、島根県松江市で開催されることになりました。

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