障岡連、記念の第40回総会
26日の日曜日。朝はいつもの時間帯に歩いて事務所に。少しの雑務を済ませ、車の中の荷物の整理。そして後見しているYさんのいる小規模多機能施設に。この日は、特別養護老人ホームに入所する日です。
小規模多機能ホームのスタッフの皆さんが荷物などをまとめてくれています。当方の愛車タントに全部載せることができました。日本財団の補助金が対応されたとわかる色合いの大きな車が到着。後ろのドア上に開けて、車いすを載せる盤が自動で降りてきます。Yさんがそれに乗り、スタッフのみなさん見送られ、さよなら、出発です。
約1時間走って特養に。後見人の役割として、施設側から説明を受けて契約書などの作成です。何枚もサインです。Yさん、それなりに落ち着いていて一安心。当方に、CDカセットと田端義夫のCDを買ってきてと要望です。今年入職されたという若い女性の職員の方にそんな話をすると、田端義夫には首をかしげて知らないわ、と。そうなんです、年代が違うと会話が成り立たないこともある、と改めて実感です。
予定より時間がかかりました。午後の集会に走ります。高島公民館近くのうどん屋さんで昼食を済ませ、公民館に。しかし、めざす会議はありません。知り合いに電話して、県立図書館に移動。遅刻でした。
障岡連(障害者の生活と権利をまもる岡山県連絡協議会)の第40回総会です。吉野事務局長から提起された方針、その中の情勢報告、特に高齢者、障害者なども含めた低所得層の人たちの「居場所」がなくなっていること、マスコミの社会保障に対する報道姿勢に問題あり、という点が胸に響きました。
全障協(障害者の生活と権利を守る全国連絡協議会)の事務局長の白沢仁さんが記念講演。まず、これまでの運動に何を学び何を教訓にするのか、という視点から。共同のとりくみで世論と政治を変えてきた経緯を述べながら、その強さ、影響力を確認。同時に、権力側からの分断攻撃のなかで共同を維持していくことの困難さと大切さに触れられます。
「障害者差別禁止法」でなく「障害者差別解消法」にみられる「歯痒さ」、差別の定義がされていない問題などにも触れられていくます。そして、社会保障全体の底上げのなかでこそ障害者施策の改善・拡充があると、結ばれました。
この日、特養から帰りの道沿いの野菜の無人販売店で買った空豆、一袋100円、それを二つ買ったのですが、夕方自宅で豆を袋から取り出し湯がします。新鮮で割安、一日中走り回ったご褒美だ、と自分に語りかけて冷たいビールをいただきました。
記事分類 NPO人権みんなの会記録 | コメント 0 »