学習会、40年前を思い起こします
|12年01月10日 |中島 |
9日、成人の日。朝はゆっくりして、10時過ぎに事務所に。少し雑務です。
午後から、おかやま人権研究センターの岡映研究会が開催されます。この日は7人の参加。65年に出版され、75年に改訂版が出された「綱領はなぜ大切か、–部落解放運動の学習のために–」。これが岡さんが執筆されたものであり、10年間の間でどう変化しているのか、国民融合論がこの間に提起されたがそれが反映されているのか、いないとすれば何故なのか、など論議が展開されます。
その他の岡さんの文書には、国民的合意に基づく国民融合、という文言が何回も強調されているという指摘もあり、八鹿高校事件、不公正乱脈な同和行政と同和対策事業などその当時の運動などの状況、革新自治体の躍進などの政治的背景についてもを思い起こしながら推論していきます。
ある問題に対して審判を出さなくてはならない時、ときに優柔不断という評価もありますがそれに対して、立場が慎重にさせるという捉え方もあります。この年齢になってこそ実感をこめて理解できるものかな、と思ったりの学習会でした。
記事分類 NPO人権みんなの会記録 | コメント 0 »