「私たちは害を与えた覚えはない」
19日、いつものようにスポーツ公園で20分ほどの散歩。そして事務所に。
この日、朝は県人権連の事務局会議。そして、新聞「地域と人権・岡山版」の編集会議です。12月号と新年号の企画も。特集としては、読者に新年として伝えたい内容はなにか、読者がなにを待っているのか、などの論議です。安保問題、青年・女性の運動、なども素材に上りました。結果として、「地域権利憲章案」のことも視野に入れて、「地域から人権を」の理論、現状、展望などを柱に組み立てることに。
終えて、金ちゃんと西大寺へ。入院している花田さんの病室へ。一言声をかけて、「おっ」という声を聞いて、また来るからと言って帰ってきました。
午後から、県庁へ。障害者の生活と権利を守る連絡会の県との話し合いです。県の策定する新総合福祉計画の内容で、福祉という言葉が多くは「支援」に置き換えられている。それは、障害者にも自己責任をおしつけ、援助という程度を公的に行うという姿勢になっている、と指摘。障害を「障がい」と置き換えることが県でも検討課題になっていることについて、障害者メンバーから「我々は害を与えた覚えはない」、「障害者に害を与えてきたのは行政ではないか」と、するどく本質を指摘していました。
予定より長くなった話し合いを終えて事務所に。夕方から、かつてから予定に組み入れられていた、「坂本冬美」コンサートに出向いたのでした。11月3日に話が出来た有馬理恵さんや今回の坂本さん、どちらも和歌山出身。親しみを感じるのです。会場のロビーでは「梅干し」が販売されていました。会場の聴衆を惹きつけてしまう話術と所作、歌のすごさ、など、さすがプロです、と実感。楽器だけの演奏もさすがに生の音楽はいいものだと、改めて思ったのでした。
記事分類 NPO人権みんなの会記録 | コメント 0 »