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郵便投票の拡充を

|23年08月21日 |中島 |

2014/ 8/23 6:32

20日、日曜日。4時起床。網戸にして風を入れながら山陽新聞に目を通します。朝風呂で身支度。

運動公園へ。30分ほどの散歩。前夜は久しぶりにファジアーノが白星、その会場を横目に歩きます。この日も、木村のパン屋さんへ出向いてサンドイッチなどを買ってきます。

新事務所へ。雑務。みんなの家ななくさの住宅さん、来所。体調のこと、利用者さんのことなど話題に。中国語が中心で運営されている小規模多機能の井堀さんからアドバイスを求められた、という内容も聞かせてもらいます。

釣りの例会に行けない旨を連絡します。政党人の島田さんから、会議設定をよろしく、と連絡も届きます。それらも含め雑務がつづきます。冷凍しているご飯をレンジで温め、鍋に野菜と卵を入れて、おじやにしてお昼ご飯です。

顧問の池田さんを途中から助手席に、きらめきプラザへ。障害者の生活と権利を守る岡山県連絡協議会の方たちが中心に「郵便投票の拡充を求める裁判を支援する会」の結成総会が持たれました。当方が開会あいさつで会結成への経緯も報告、「障害をもつ人の参政権保障連絡会」共同代表のおひとり、市橋さんからこの裁判の意義について、そして裁判を闘っておられるFさんから提訴に至る思いなどが話されました。稲葉事務局長から会結成についての報告・提案がされ、9月5日午後2時半に広島高等裁判所岡山支部に集合して傍聴を、と呼びかけ。その後、作花弁護士から、この裁判について説明がありました。

作花弁護士は、基本的人権は「多数決でもっても奪うことができないもの」、少数者への人権侵害は憲法に違反する、そのことが今回の訴訟になっている。2003年から弁護士登録をされた作花さん、米国の第17代 最高裁判所長官、ジョン・ロバーツの「米国を被告にしてたった一人の市民がたたかい勝利することができる、それが法の支配」といった言葉、それを実現したいという思いで弁護士活動をしている。女性だけが再婚禁止期間が6ケ月と決められていたこと、これに対して平成12年岡山のひとりの女性が提訴、最高裁で、それは性差別であり限度を超えた制限である、という判決を勝ち取った、と闘う市民の例を話してくれます。今回の郵便投票問題、障害者1級,2級の方たちには自分で投票所に行ける人まで郵便投票は認め、それより低い等級の障害者には、自ら一人では投票所に行けないのにその権利を制限している、そのことは合理性に欠けると強調。原告のFさんは片足が悪く歩いて等投票所に行ける状態ではない。必要な人に郵便投票を認めるべきだと闘っていると話されます。巡回投票制度まで設けているデンマークなどの事例も話されます。それらの諸国は、王権から市民として自らの権利をたたかい勝ち取ってきた歴史がある。日本はどうか、と問いかけられます。サンテグジュペリの星の王子様の話をのなかの「本当に大切なものは目に見えない」をたとえに、今回の裁判は「正義と公正の感覚」を持つ人たちが多数になることを促す闘いだと思う。会をつくられたみなさんに心からお礼を述べたい、と結ばれました。

この会場でカンパが22,100円集まったという報告を会の責任者となった吉田さんから受けて結成の会は終了。池田さんを自宅付近までおくります。うらじゃ踊りの音響が聞こえてきます。買い物をすませて新事務所へ帰ります。

しばし休憩。7時前に帰宅。顔を洗ってから、床に腰を下ろしていただくビール、そのいっぱいの美味しいこと。

記事分類 NPO人権みんなの会記録 | コメント 0 »

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