大森久雄さん、偲ぶ会
14日、土曜日。新事務所に。傘を手にして少しの散歩。途中、西崎食堂で朝定食をいただきます。
雑務。届いていたメールの添付文書、少し手を入れて仕上げてメールで返信です。保佐しているMさんのいる施設に走ります。施設利用料を手渡し、Mさんと面会。牛乳が入っている食品を食べたのでお腹が緩くなってしまった、インフルエンザ注射したところがまだ赤い、などと体調の話になります。施設の調理で出された食事でも遠慮せずに残して良いのだから、注射痕はもう少し時間をみてみて、などと話します。
新事務所に帰ります。備前三門駅から岡山駅経由で倉敷駅までJRで。激しく降る雨の中、美観地区につづく商店街を歩いて、倉敷労働会館にやっとたどり着きます。
2014年11月16日、74歳にして亡くなった大森久雄さんの偲ぶ会です。高校教諭で史家であり部落問題研究者でもありました。50数名が参加し、先生の残してくれた数々の思い出を語り合いました。
岡山県の部落問題関係の年表をつくるうえで先生の資料は絶大でした。渋染一揆について、史実と当時の社会を照らし合わせて分析、正確にその一揆の原因と規模、指導者集団の知恵、そして一揆のそのものの性格と成果をきちんと押さえてくれて、概説・渋染一揆を著してくれたことは大いに学習になりました。岡山県AALA再建の最初の旅、「タイ・戦場にかける橋」にも積極的に参加してくれました。先生はすでに一度は見ておられた行先でしたが、先導役としてその解説はみんなの楽しみでもありました。
終えて、少し遠回りをして倉敷駅まで歩きます。飲みたらなかったOさんと岡山駅にかえり、鳥好しでビールとハイボールを、この日の偲ぶ会の感想を話し合いながら、美味しく杯を重ねたのでした。
記事分類 NPO人権みんなの会記録 | コメント 0 »