日本国憲法公布69周年のつどい
11月3日、火曜日、文化の日です。朝、コンビニ経由で新事務所に。
雑務。8時半ごろ、東北の復興支援に出かけてきた田中青年から電話。無事にみんな帰ってきました、と。まずは、ホッとします。
休みの日なので墓参りに行ってきた、とみんなの家ななくさの住宅さん来所。少し打ち合わせ。
岡山市の人権課の方々が、みんなの家だんだんの利用者のAさんに面会に来られたので、住宅さんとともに同席します。10月25日、公共施設のまつりに、車いすだからということで入場できなかったことに対する彼らなりの謝罪です。
Aさん、館にはスロープがあったのになぜ入れなかったのかと改めて問題提起。岡山市の方々は、車いすの方がこられても参加できるように日常的に対応をはかります、と。Aさん、私一人の問題でなく、多くの障害者の人たちへの問題です、と再度指摘します。岡山市の方、配慮が足らなかった、今後きちんと対応できるようにします、と。私たちからも、浅田さんの立場に立って、公共施設とはすべての方々が集える条件をつくることがもとめられているのではないか、そのうえで合理的配慮が生きてくるのではないの、などと意見を述べさせてもらいます。
午後、歩いて、さん太ホールへ。「11・3憲法公布祈念のつどい」に参加です。立命館大学国際政治学部の君島東彦教授が、「憲法9条を立体的にとらえる」と題して講演です。
「六面体としての憲法9条」として、戦後70年をトータルに捉えていくことをまず提起。内容は、1.ワシントンから9条を見る、2.大日本帝国から9条をみる、3.日本の民衆から9条をみる、4.沖縄から9条をみる、5.東アジアから9条をみる、6.世界の民衆から9条をみる、というもの。特に、天皇制と沖縄、米軍基地の三位一体としての捉え方、加害の視点が抜け落ちていたという批判もある9条、国民が国民のものとして勝ち得てきた9条、などの指摘は、改めてのもの話であったとしても、新鮮に聞こえました。自衛隊の捉え方、9条2項があることにより政府をして、「自衛隊の行動は武力の行使ではない」ということをどこまでも説明しなければならない、ものである、とその重要性を指摘。そして、いかなる意味でも9条改正は反対、と明確に述べられました。
おえて、この日の講演の感想を出し合いながら、久し振りのYさんを交えて懇親でした。
記事分類 NPO人権みんなの会記録 | コメント 0 »