県社保協総会、県革新懇総会

2015/ 8/30 6:23

24日、土曜日。

午後、西川原プラザへ走ります。県社会保障推進協議会の第３１回総会です。

総会は2部構成。第1部では則武透弁護士の講演学習会、第2部が総会でした。則武氏は「改正地方自治法問題を考える」と題して、その問題点と憲法との関係を話しました。６月１９日に地方自治法は短時間の審議で改正されました。東京新聞の記事、「国が正しいとは限らない成立した改正地方自治法の危うさ、指揮権の濫用、拡大解釈への懸念消えず」が、法の特徴を示していると話します。緊急事態の備えは現憲法と法律で十分に対応できる。災害も同じであり、むしろ事前の備えをしていない政権に問題があり。改正地方自治法は団体や地方自治の権利を制限するもので、彼らが目論むアメリカの戦争に日本を組み込むための準備にほかならない、とその本質を話され、政治を変えていくことの大切さを強調されました。

総会では森本事務局長の議案提案に対して、岡山医療生協労組の岡さん、年金者組合の伊原さん、近藤さん、岡山市社保協の加藤さん、新見社保協の笹井さんが報告や意見を述べました。訪問介護基本報酬引き下げ撤回を求める請願の運動、SNSの活用の大切さ、年金裁判の現状とその意義、補聴器補助や給食費無料化の実施にこぎつけた運動、100円バス・乗り合いタクシーなど高齢者の交通手段確保のとりくみなどが報告されました。会長として奮闘された三上さんが退任、新しい会長に当方があたるようになりました。

25日、日曜日。

11時ごろ出発して市内春日町の勤労者福祉センターへ。この日午後から開催の県革新懇第42回総会の会場設営です。オンライン参加の環境整備で事務局長とEさんが早くから来ていて準備にあたっています。Hさんと一緒に机と椅子を並べていきます。100人ほどが座れるように準備です。

午後1時半から開会。当方が「政治の劣化と国民生活の貧困化、アメリカ言いなり、総裁選を含めた政権のマスコミの政治利用、軍拡を批判。一方で補欠選挙での野党の勝利、世論は岸田政権を追い詰めている。看板の付け替えや小手先と見せかけの政治改革を許さない国民の声は大きい。解散総選挙は政治を変える闘いをしたい。大門さんの記念講演で学びながら運動を広げたい」と開会あいさつ。

氏平事務局長は、「全国革新懇ニュースの購読者が6人が増えて購読者は376人となった。運動では戦争する国づくりに抗した宣伝や総がかり行動、岡山空港の軍事利用の中止を求める行動、沖縄基地闘争交流会への参加や連帯のつどい、市民と野党の共闘、金曜イレブンアクションなどに取り組み、県下のあらゆる運動に連動してきた」、「自民党政治からの転換は喫緊の課題、その運動の意義、運動の柱、どんな取り組みから始めるか、選挙の取り組み」などに言及。

その後、6人から討論に参加。共産党の住寄さんが青年の活動や学びについて、和気・備前革新懇の藤原さんは地域での学習会や宣伝活動、伊原さんは革新懇運動に関わるものとしての個人的な活動や県9条の会の運動について、民主県政をつくるみんなの会の花田さんから伊原木知事後援会の政治資金法違反問題と知事の責任、津山革新懇の中西さんと西田さんは若い世代に接近する手段としてのシール投票の経験、倉敷革新懇の宇野さんは真備町での防災学習会や駅前での宣伝行動などを報告しました。

総会後、日本共産党の大門実紀史前参議院議員から「どうする、暮らしと日本の経済」と題した講演が行われ、約100人が参加しました。