第3回 若者と学ぶ人権学習会
25日、土曜日。朝、池にパンを投げ入れてから歩いて新事務所に。毎日、我が家近所までウォーキングしている男性の背中を追いかけての歩きになります。
雑務。みんなの家ななくさの住宅さん、来所。この朝業者さんから連絡があつたゴミステーションの設置のことなど話します。
民主会館へ歩きます。若者と学ぶ人権学習会、今年度第3回目の開催です。10人の参加です。
小畑隆資先生から、「第4次岡山県人権政策推進指針」批判の基本的視点、と題して大きくは二つ、1.これまでの取り組まと今回のこの日の学習会の課題、2.「指針」への批判と提言、に分けて組み立ててくれます。そのなかで、この間の情勢と動きにかかわって、
〇10月22日の総選挙の結果を 中間保守政党の混迷、希望の党(9月25日)→民進党、希望の党への合流を決定(9月28日)→立憲民主党(10月2日) そして「改憲政党」VS「立憲政党」(「改憲政治」VS「立憲政治」)の政治的構図の成立
〇岡山市市民協働局人権推進課主催の「人権教育及び人権啓発に関する基本計画」改訂に向けたワークショップへの若者3人の参加
〇第13回地域人権問題全国研究集会 第2分科会「いまなぜ『部落差別解消法』か」への岡山市段階でのとりくみの田中青年報告
〇「2017年度 県民の人権と福祉にかかわる要求書(岡山県地域人権運動連絡協議会)に対する回答書」(11月13日)のもつ課題
と柱づけとその概要を示してくれます。
続いて、青年から、岡山市のワークショップに参加したその報告(妹尾青年)、研究集会での報告内容(田中青年)、県要求書と回答について(中島青年)がそれぞれ10数分ずつ報告。
その後、ワークショップ自体が市民間での意見交換を主にしているものであり、地方政府などへの意見を反映させていく手法とはいえない、議題設定自体を握ることが会議全体をリードすることになるのであり、今回は岡山市が意図的に市への意見が直接通らない形態を企図したのではないか、という話に。また、岡山市の人権教育及び啓発基本計画と法律としての人権教育啓発推進法、県の人権政策推進指針、その性格と内容なども関連しての論議に。特に、意識調査を根拠に人権分野別課題を提起していくやり方、その調査内容、部落問題自体の捉え方などに話は広がります。
岡山県地域人権問題研究集会の第1分科会「地域と人権」で、若者たちがかかわってその基調報告も準備できるようにすすめていくことが確認されました。また、国連人権委員会が日本政府に勧告している内容について検討していくなかで、人権と地域を土台とする運動、政治などのかくりつの必要性も検討課題として提案され、今回は閉会でした。
午後、小規模多機能みんなの家が、看取り段階でお世話になっている訪問看護ステーションと医院にごあいさつの同行でした。
記事分類 NPO人権みんなの会記録 | コメント 0 »