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山口雪子さん、控訴審第1回口頭弁論

|17年11月22日 |中島 |

21日、火曜日。朝、歩いて新事務所に。途中、柴犬2匹を散歩させている御嬢さんに。リードが伸びて元気よくが寄ってきます。右手の甲を口に。少しだけ舐めてくれました。

新事務所で雑務。研修に対する助成金の書類で研修してくれている医療生協の担当の方とやりとり、そして、成年後見で保佐しているMさんのいる施設の担当者さんとも。事務局の安田さんと打ち合わせ。

岡山医療生協の介護部門のある市内の倉田へ走ります。書類を手渡し。

昼ご飯、昔のインデイラ仕込みのえび飯をいただけるオランダ通りのお店に。

午後、裁判所に。広島高裁岡山支部での山口雪子さんの控訴審第1回口頭弁論、その傍聴です。

山口雪子さんを支える会の事務局長、重田雅敏さんから、傍聴の呼びかけが届いていました。

「岡山短期大学準教授の山口雪子さんの広島高等裁判所岡山支部での控訴審では、裁判所の勧告の下、教壇復帰の道筋を開こうと和解協議が検討されました。しかしながら、被告側の岡山短期大学原田博史学長兼理事長は、全く和解に応ずる意思がなく、裁判所から求められた事項について応じた様子もなく、ただ、教壇復帰はさせないと頑なに拒み続け、結果、和解協議は断念せざるを得ませんでした。 「見えないから授業はできない」「障害者には授業はさせない」「視力がないのだから教員としての能力はない」「単なるクレーマーだ」などというような裏付けのない岡山短期大学側の一方的な主張が、裁判でまかり通ってしまえば、共生社会も、多様な人たちが活躍できる社会も、決して実現できません。私たちは、ただただ基本的人権、人としての尊厳を回復したい…そのための法の下の平等、公平な社会、合理的配慮を求めているだけです。」

201号法廷は記者席も含めて40数人、満席でした。法廷では、山口さんの弁護団と岡山短期大学がわの弁護士、そして3人の裁判官の間で進行協議のやり取り。2月1日午後3時からの期日が決定され、それが結審になるか、という流れでした。約15分。

弁護士会館へ移動して、報告集会。

司会の岡崎起恵子さんの開会あいさつで始まり、参加者の一言発言の後、水谷賢弁護士さんからこの日の法廷内でのやり取りについて説明報告。山口雪子さんが、争いは嫌いな自分だが、自分らしく生きたいということを示すことが学生にとっても、また心配と期待を織り交ぜながら見守ってくれている両親にも大切なことだと言い聞かせながら取り組んでいます。当初は少しうつ状態にもなったけれど今はとても元気、こんな思いをするのは私一人で十分、障害があっても自分の能力を活かして頑張っていける社会を・・、と話されました。参加者は逆に励まされたような感動的な話でした。控訴審、朝日新聞

終えて、新事務所に。遅くまで頑張ってくれている事務局の安田さんとこの日裁判所で出会った人のことなども話題に話します。

7時過ぎに帰宅。おでんで、少しのビールと少しの清酒の夕食でした。

記事分類 NPO人権みんなの会記録 | コメント 0 »

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